MaxDiff調査では、回答者に、「選択肢集合」と呼ばれる製品(商品、プロファイル)の集合のなかから、最も好きなものと最も嫌いなものを選択してもらいます。「MaxDiff計画」プラットフォームでは、回答者に提示する、1つの選択肢集合に含まれるプロファイルの個数と、選択肢集合の個数を指定します。
「MaxDiff計画」プラットフォームでは、1種類のアンケートを作成します。回答者が複数いる場合には、すべての回答者に対して同じアンケートを提示することも、回答者ごとに異なるアンケートを提示することもあるでしょう。
MaxDiff計画は、可能な限り、釣り合い型不完備ブロック計画(Balanced Incomplete Block Design; BIBD)になるように作成されます。つまり、プロファイルの各ペアが各選択肢集合で同様の頻度で発生するように、MaxDiff計画は作成されます。選択肢集合の個数、および、1つの選択肢集合におけるプロファイルの個数が、釣り合い型不完備ブロック計画が構成できるようになっている場合には、釣合い型不完備ブロック計画が作成されます。
各プロファイルは、この釣合い型不完備ブロック計画における因子の水準とみなすことができます。一方、選択肢集合はこの釣合い型不完備ブロック計画におけるブロックとみなすことができます。MaxDiff調査では(釣合い型不完備ブロック計画では)、ブロックの大きさ(1選択肢集合におけるプロファイルの個数)は、因子の水準数より小さくなっています。