「工程能力」(Process Capability)プラットフォームが新しくなりました。以前の「工程能力」(Capability)を使用するスクリプトは将来使用できなくなる可能性があります。そのため、新しいスクリプトを作成する際には新しい「工程能力」プラットフォームを使用し、以前の「工程能力」を使用した古いスクリプトは新しいものを使用するように更新することをお勧めします。
「工程能力」プラットフォームでは、仕様限界を設定するのに、JSLスクリプトで直接指定することも、データテーブルの列プロパティで定義しておくことも、仕様限界データテーブルから読み込むこともできます。以下のスクリプトは、スクリプトで仕様限界を直接指定する例です。
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Cities.jmp" );
dt << Process Capability(
Process Variables( :オゾン, :一酸化炭素, :二酸化硫黄, :一酸化窒素 ),
Spec Limits(
オゾン( LSL( 0.075 ), Target( 0.15 ), USL( 0.25 ) ),
一酸化炭素( LSL( 5 ), Target( 7 ), USL( 12 ) ),
二酸化硫黄( LSL( 0.01 ), Target( 0.04 ), USL( 0.09 ) ),
一酸化窒素( LSL( 0.01 ), Target( 0.025 ), USL( 0.04 ) )
)
);
JSLで仕様限界のデータテーブルを読み込む場合、2つの種類(横長、縦長)を区別するための指定は必要ありません。この例では、CitySpecLimits.jmpデータテーブルを使用しています。仕様限界データテーブルをImport Spec Limits()式の中に入れます。
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Cities.jmp" );
dt << Process Capability(
Process Variables( :オゾン, :一酸化炭素, :二酸化硫黄, :一酸化窒素 ),
Spec Limits(
Import Spec Limits(
"$SAMPLE_DATA/CitySpecLimits.jmp"
)));