1つのレポートをJMP Liveに発行するには、JMP Live Reportというオブジェクトを使用します。
次の例は、「二変量の関係」レポートと、webreportという名前をもつ空白のJMP Live Reportオブジェクトを作成して、「二変量の関係」レポートをwebreportに追加し、webreportをJMP Liveに発行します。
dt = Open( "$SAMPLE_DATA\Big Class.jmp" );
// 「二変量の関係」レポートを作成する。
biv = Bivariate( X( :Height ), Y( :Weight ));
// 空のJMP Live Reportオブジェクトを作成する。
webreport = New Web Report();
/* 「二変量の関係」レポートをwebreportに追加する。タイトルは必須。オプションで説明を加えることもできる。*/
webreport << Add Report( biv, Title( "Bivariate Report" ), Description( "A test of the new scripting" ));
/* webreportをプライベートレポートとしてJMP Liveに発行する。確立したJMP Live接続を使い、liveresultというJMP Liveオブジェクトを戻す。*/
liveresult = liveconnection << Publish( webreport );
JSLを使って、レポートを誰もが見られるようにしたり、JMP Liveのグループと共有したりできます。[ヘルプ]>[スクリプトの索引]でSet PublicメッセージとShare With Groupsメッセージを参照してください。
Publish関数は、JMP Live Resultオブジェクトへの参照(liveresult)を戻します。JMP Live Resultオブジェクトに対しては、JSLスクリプト関数を用いることで、発行の成否やエラーコードなどの情報を取得することができます。
// 最後のアクションの結果を戻す。
liveresult << Succeeded ();
// 最後のアクションのエラーメッセージを戻す。
liveresult << Get Error Message();
JMP Live Resultオブジェクトは、JMP Live Reportオブジェクト(1つのレポートの場合)またはJMP Live Folderオブジェクト(複数のレポートの場合)に変換すれば、スクリプト可能なオブジェクトとなり、メッセージ(コマンド)が送れるようになります。次の例は、JMP Live Resultオブジェクトをスクリプト可能なJMP Live Reportオブジェクトに変更し、続いてレポートのアクセスをプライベートからパブリックに変更します。
livereport = liveresult << As Scriptable();
livereport << Set Public( 1 );
[ヘルプ]>[スクリプトの索引]でJMP Live Reportオブジェクトを参照してください。