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公開日: 11/25/2021

Rインテグレーション関数

R Connect( <named_arguments> )

説明

現在のR接続オブジェクトを戻す。Rへの接続が確立されていない場合は、R接続インターフェースを初期化し、アクティブなRインターフェース接続をスクリプト可能なオブジェクトとして戻します。

戻り値

スクリプト可能なオブジェクト

引数

Echo(Boolean)

(オプション)実行したRのプログラムコードを、JMPのログに出力する。このオプションは、グローバルです。(オプション)デフォルト値は1(真)。

R Control(Interrupt|Async(Boolean)|Echo(Boolean))

説明

Rの制御オプションを変更する。

R Execute( { list of inputs }, { list of outputs }, "rCode", <named_arguments> )

説明

現在のグルーバルなR接続に対して、第1引数のリストに指定されたJMP変数を送り、第3引数に指定されたRコードをサブミットする。第2引数のリストに指定されたR変数が、JMPに戻されます。

戻り値

成功した場合は0、そうでない場合は0以外の値

引数

{ list of inputs }

入力としてRに送られるJMP変数名のリスト

{ list of outputs }

Rから戻される出力を格納するJMP変数名のリスト

rCode

サブミットするRコードを示す引用符付き文字列

Expand(Boolean)

(オプション)この引数が1(真)の場合、Rにサブミットする前に、Rコードに対してEval Insert()を実行します。

Echo(Boolean)

(オプション)この引数が1(真)の場合、実行したRのプログラムコードを、JMPのログに出力する。このオプションは、グローバルです。(オプション)デフォルト値は1(真)。

JMP変数xとyをRに送り、Rステートメントz <- x * yを実行し、そのR変数zをJMP側で取得します。

x = [1 2 3];
y = [4 5 6];
rc = R Execute( {x, y}, {z}, "z <- x * y" );

R Get( variable_name )

説明

Rの変数を、JMPで取得する。

戻り値

variable_nameで指定した変数の値

引数

name

必須。値を取得するR変数の名前。

qbxという名前の行列と、dfという名前のデータフレームが、R上に存在するとします。

// R変数qbxの値を取得し、それをJMP変数qbxに代入
qbx = R Get( qbx );
 
// R変数dfのデータフレームを、JMP側でデータテーブルとして取得し、参照をJMP変数dfに格納
df = R Get( df );

R Get Graphics( "format" )

説明

Rのグラフウィンドウに最後に出力されたグラフを、指定の形式で取得する。

戻り値

JMPピクチャーオブジェクト

引数

format

必須。使用するグラフィック形式。有効な形式は、pngbmpjpegjpgtifftifgifです。

R Get Version

説明

JMPのRインターフェースに使用されているRのバージョン番号を戻す。

R Init( named_arguments )

説明

JMPからRへの接続を、初期化する。

戻り値

成功した場合は0、そうでない場合は0以外

引数

Echo(Boolean)

(オプション)実行したRのプログラムコードを、JMPのログに出力する。このオプションは、グローバルです。(オプション)デフォルト値は1(真)。

R Is Connected()

説明

Rへの接続が存在するかどうかを特定する。

戻り値

アクティブなR接続がある場合は1、そうでない場合は0を戻す。

引数

なし

R JMP Name to R Name( name )

説明

Rの命名規則に従い、JMP変数名を、対応するR変数名に変換する。Rへのアクティブな接続が必要です。

引数

name

Rに送るJMP変数の名前。

戻り値

Rでの命名規則に従った変数名を示す引用符付き文字列

R Send( name, <R Name( name )>)

説明

JMPからRに変数を送る。

戻り値

成功した場合は0、そうでない場合は0以外の値

引数

name

(必須)Rに送るJMP変数の名前。

R Name(name)

(オプション)Rに送る変数に別の名前をつけることができる。以下の例のように指定します。

	R Send(Here:x, R Name("localx"))

以下は、データテーブルの場合のみ適用されます。

Selected(Boolean)

(オプション)名前付き、ブール値。参照先データテーブルの選択された行のみをRに送ります。

Excluded(Boolean)

(オプション)名前付き、ブール値。参照先データテーブルの除外された行のみをRに送ります。

Labeled(Boolean)

(オプション)名前付き、ブール値。参照先データテーブルのラベルのついた行のみをRに送ります。

Hidden(Boolean)

(オプション)名前付き、ブール値。参照先データテーブルの非表示の行のみをRに送ります。

Colored(Boolean)

(オプション)名前付き、ブール値。参照先データテーブルの色のついた行のみをRに送ります。

Markered(Boolean)

(オプション)名前付き、ブール値。参照先データテーブルのマーカーのついた行のみをRに送ります。

Row States(Boolean, <named arguments>)

(オプション)名前付き。ブール値の引数とオプションの名前付き引数を指定する。JMPデータテーブルにおける行属性の情報を、「RowState」という列名のデータ列を追加して、Rに送ります。個別の設定をまとめて追加することによって、複数の行の属性を作成できます。個々の値は次のとおりです。

Selected = 1

Excluded = 2

Hidden = 4

Labeled = 8

Colored = 16

Markered = 32

Row States()引数の名前付き引数は次のとおりです。

Colors(Boolean)

(オプション)名前付き、ブール値。行の色を送ります。「RowStateColor」という名前のデータ列を追加します。

Markers(Boolean)

(オプション)名前付き、ブール値。行のマーカーを送ります。「RowStateMarker」という名前のデータ列を追加します。

行列を変数Xに代入します。そして、その変数をRに送ります。

X = [1 2 3];
rc = R Send( X );

データテーブルを開き、その参照をdtに割り当てます。そして、そのデータテーブルを、現在の行属性も含めてR に送ります。

dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Big Class.jmp" );
rc = R Send( dt, Row States(1) );

R Send File( "pathname", <R Name("name")>)

説明

JMPからRに指定したデータファイルを送る。

戻り値

成功した場合は0、そうでない場合は0以外の値

引数

pathname

(必須)ファイルのパス名を含む引用符付き文字列。

R Name(name)

(オプション)Rに送るデータファイルに別の名前をつけることができる。

R Submit( "rCode", <named_arguments> )

説明

指定されたRコードを、R上で実行する(現在のグローバルなR接続に、サブミットする)。

戻り値

成功した場合は0、そうでない場合は0以外の値

引数

rCode

(必須)サブミットするRコードを示す引用符付き文字列。

Expand(Boolean)

(オプション)この引数が1(真)の場合、Rにサブミットする前に、Rコードに対してEval Insert()を実行します。

Echo(Boolean)

(オプション)この引数が1(真)の場合、実行したRのプログラムコードを、JMPのログに出力する。このオプションは、グローバルです。デフォルト値は1(真)。

Async(Boolean)

(オプション)この引数が1(真)の場合、Escキーを押すか、またはR接続に対してrconn<<Control( Interrupt( 1 ) )のメッセージを送ると、処理の途中でもキャンセルできる。デフォルト値は0(偽)。

rc = R Submit("\[
	x <- rnorm(5)
	print(x)
	y <- rnorm(5)
	print(y)
	z = plot(x, y)
]\" );

R Submit File( "pathname" )

説明

pathnameで指定されたファイルに含まれるRコードを、R上で実行する。

戻り値

成功した場合は0、そうでない場合は0以外の値

引数

pathname

実行するRコードを含むファイルのパス名を示す引用符付き文字列。

R Term()

説明

Rへの接続を終了する(アクティブなR接続インターフェースを終了する)。

戻り値

終了が成功した場合は0、そうでない場合は-1を戻す。

引数

なし

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).