最初に作成される「多重対応分析」レポートには、変数の要約、対応分析プロット、特異値の大きい順に並べられた次元の詳細が表示されます。カテゴリがプロットされたグラフから、データに存在する関係を見ることができます。「詳細」の情報は、データの関係を見るのに2次元だけで十分かどうかを判断する参考になります。
「変数の要約」レポートでは、対話的なパネルが用意されており、プラットフォームを起動し直さなくても、分析に変更を加えることができます。このパネルには、現在の分析に使用した列と役割が表示されます。「設定の表示」チェックボックスをオンにすると、左側にデータテーブルにある列がリストボックスに表示されます。列を選択して、[Yに追加]・[Xに追加]・[Zに追加]・[IDに追加]をクリックすると、分析に使う列を変更できます。また、「変数の要約」表に列をドラッグしても、分析に使う列を変更できます。これらの方法を使えば、起動ウィンドウに戻らなくても、分析に使う列を変更できます。
図7.6 「設定の表示」を選択した状態の「多重対応分析」レポート