「表の作成」では、複数の表が上下左右に連結された表を表示できます。1列だけに縦に連結した表や1行だけに横に連結した表も表示できます。
図9.10 「表の作成」の出力
表を対話的に作成する際は、次のような作業を繰り返します。
• 項目(列または統計量)を適切なリスト内でクリックし、(行または列の)ドロップゾーンまでドラッグします。表の編集および列テーブルと行テーブルを参照してください。
• ドラッグ&ドロップ操作を繰り返して表に適宜項目を追加します。表は、項目を追加するたびに更新されます。すでに列や行の見出しがある場合は、既存の項目を基準にして別の項目を追加していくことができます。
クリック操作やドラッグ操作の際には、次の点に注意してください。
• JMPでは、データ列の尺度を基に列の役割を判断します。連続尺度のデータ列は分析列と想定されます。分析列を参照してください。順序尺度または名義尺度のデータ列はグループ列と想定されます。グループ列を参照してください。
• 複数の列を表にドラッグ&ドロップした場合は、次のように処理されます。
– ドラッグ&ドロップされた複数のデータ列が共通のデータ値を持っている場合は、各列の列名とそれらの列が持つカテゴリから構成される1つの集計表が生成されます。この時、各セルは、指定された各列と、それらの列の各値から構成されます。
– ドラッグ&ドロップされた複数の列が共通のデータ値をもっていない場合は、個別の表に分かれます。
– このデフォルトの結果は、列を右クリックして[テーブルの結合]または[テーブルを分離]を選択すれば変更できます。列の右クリックメニューを参照してください。
• 複数のデータ列を表において入れ子状にする場合は、空の表に第1列をドッラグ&ドロップしてから、追加の列をその第1列にドラッグ&ドロップします。
• 適切に作成された表では、グループ列、分析列、統計量がそれぞれまとまって配置されます。分析列のリストの中に統計量が配置されたり、グループ列のリストの中に分析列が挿入されたりすることはありません。
• 「表の作成」上の設定パネルだけではなく、データテーブルのテーブルパネルからも、「表の作成」の表にデータ列をドラッグすることができます。
メモ: 開いているデータテーブルで、データを追加したり、行を削除したり、データを再コード化したりした場合は、「表の作成」の表も更新されます。