伝達関数モデルをあてはめると、「モデルの比較」表にその伝達関数モデルが追加されます。「モデルの比較」表で[レポート]のチェックボックスがオンになっている伝達関数モデルについては、「伝達関数モデル」レポートが作成されます。保留データを指定した場合は、「モデルの比較」レポートにモデルのプロットも表示されます。
「伝達関数モデル」レポートは、次のようなレポートで構成されます。
• モデルの要約
• パラメータ推定値
• 残差
• 保留データでの予測誤差
• 対話式予測
• 反復の履歴
「モデルの要約」、「パラメータ推定値」、「残差」、「保留データでの予測誤差」、および「反復の履歴」レポート内の情報は、「モデル: ARIMA」レポートや「モデル: 季節ARIMA」レポートと同じです。これらのレポートの詳細については、「モデル: ARIMA」レポートと「モデル: 季節ARIMA」レポートを参照してください。「パラメータ推定値」表の後にモデルの式が表示されます。式中のBは遅れ演算子です。
「対話式予測」レポートでは、「伝達関数モデルの指定」ウィンドウで指定された予測期間に基づいて予測グラフが表示されます。予測値の予測区間が青色で表示されます。予測区間の信頼水準を変更するには、グラフの上にある「予測区間」ボックスに数値を入力します。
グラフ内の予測する期数を変更するには、プラス記号をドラッグします。予測に用いる入力値を変更するには、[テーブルから入力を読み込む]ボタンを使うか、グラフ上の点を別の値にドラッグします。変更内容はグラフ上に描かれる予測にすぐに反映されます。
図18.14 「対話式予測」グラフ