この節では、『スクリプト構文リファレンス』の文字関数で説明している複雑な関数の一部について、その使用方法を示します。
Concat関数は、文字列と文字列を連結します。なお、評価された時に名前を戻す式に対しては、その名前を文字列として扱います。次の例は、変数の名前を文字列としてConcat関数で扱うために、Name ExprとChar関数を使用しています。
n = {abc};
c = n[1] || "def";
Show( c );
"abcdef"
m = Expr( mno );
c = m || "xyz";
Show( c );
名前が解決できません: mno 'mno'へのアクセスまたは評価 , mno/*###*/
/*###*/の文字は、スクリプトの実行でエラーが発生した箇所を示します。
m = Expr( mno );
c = Name Expr( m ) || "xyz";
Show( c );
"mnoxyz"
m = Char( Expr( mno ) );
c = m || "xyz";
Show( c );
"mnoxyz"
Concat Items()は、文字列のリストを、1つの文字列に変換します。各文字列は、区切り文字で区切られます。区切り文字を指定しなかった場合は、スペースで区切られます。構文は、次のとおりです。
resultString = Concat Items ({list of strings}, <"delimiter string">);
たとえば、次のようになります。
a = {"ABC", "DEF", "HIJ"};
result = Concat Items(a, "/");
は次を戻します。
"ABC/DEF/HIJ"
または、
result = Concat Items( a );
は次を戻します。
"ABC DEF HIJ"