「加速寿命試験計画」の赤い三角ボタンのメニューには、次のオプションが表示されます。
応答のシミュレート
[テーブルの作成]をクリックしたときに、乱数シミュレーションによって生成された故障時間がデータテーブルに追加されます。「事前平均」で指定されたパラメータ値の確率分布から乱数を生成して、故障時間が作成されます。シミュレートした故障時間が指定した試験期間を越えた場合には、その値は試験期間の長さで打ち切られます。
ALT最適化基準
D-最適計画の作成
モンテカルロ球体数が0より大きい場合は、Bayes流のD-最適計画を作成します。最適化基準は、指定された事前分布から計算される、情報量行列の行列式の対数の、期待値です。モンテカルロ球体数が0の場合は、局所D-最適計画を作成します。D-最適計画では、パラメータの推定精度に重点を置きます。
分位点最適計画の作成
デフォルトの最適化基準。指定の使用条件かつ指定の累積確率における分位点推定値の分散を最小化するような計画を作成します。
故障確率最適計画の作成
指定の使用条件かつ指定の時間範囲内での故障確率推定値の分散を最小化するような計画を作成します。
詳細オプション
モンテカルロ球体数
数値積分に使用される半径の個数を設定できます。JMPは、特定の最適化基準を最適化する非線形計画を見つけるために、Fisher情報量行列の行列式の対数をパラメータの事前分布に関して積分し、その値を最小化します。このような積分は、数値計算によって求められます。数値積分がどのように行われるかについては、非線形計画のオプションを参照してください。
ヒント: [モンテカルロ球体数]は、デフォルトで「4」に設定されます。[モンテカルロ球体数]が多いほど、数値的な精度が高まりますが、計算時間は長くなります。
スクリプトをスクリプトウィンドウに保存
「加速寿命試験計画」ウィンドウで指定した計画からスクリプトを作成し、スクリプトウィンドウに表示します。