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公開日: 09/19/2023

JMPのレポートやグラフへの注釈と図形の追加

ツールバーのグラフィックツールを使って、テキストのメモ、直線、多角形、楕円形、および四角形をレポートまたはグラフに追加できます。

JMPのレポートやグラフへの注釈の追加

注釈ツール(ここに画像を表示)を使って、JMPレポートまたはグラフに編集可能なテキストのメモを追加できます。注釈メモを追加するには、次の手順を行います。

1. [ツール]メニューまたはツールバーから注釈ツール(ここに画像を表示)を選択します。

2. レポートまたはグラフで、注釈を追加したい場所をクリックします。または、クリック&ドラッグして注釈のサイズを調整します。白い編集用のテキストボックスが表示されます。

3. テキストを入力します。

4. 注釈メモの外側をクリックします。

5. (オプション)タグラインを追加するには、注釈を右クリックし、[タグライン]を選択します。

または、以下のオプションを使用して編集できます。

背景色の設定

注釈の背景色を選択します。

テキストの色

テキストの色を選択します。ボックスの囲みにもテキストと同じ色が使われます。

フォント

フォントの種類、スタイル、サイズを変更します。デフォルトのフォントを変更する方法については、ファイルの場所の環境設定を参照してください。

タグライン

注釈と固定された点またはテキストの間に線をひきます。

塗りつぶし

注釈メモから背景色を消して透明にします。透明なメモは、グラフ上にタイトルや脚注を入れる場合に便利です。

編集可能

注釈メモをダブルクリックして編集できるようにします。

固定サイズ

注釈ボックスにテキストを追加する際、注釈ボックスのサイズが変わらないように固定します。

アンカーを付ける

(注釈を移動した場合にのみ使用可能。)注釈はアンカーによってレポート内の特定の場所に固定されますが、それ以外の場所に移動することも可能です。アンカーの動作は、そのアンカーが置かれている場所によって異なります。たとえば、グラフ内でアンカーによって固定されている注釈は、軸を動かすと、一緒に動きます。また、アウトライン内で固定されている注釈は、アウトラインを開くと表示され、閉じると非表示になります。注釈にアンカーを付け直すには、タグラインを無効にし、注釈を新しい場所に移動させてから、右クリックしてアンカーを付け直します。

削除

注釈メモ全体を削除します。

メモ: 複数の注釈メモを追加する場合は、最初に注釈ツールを選ぶときにShiftキーを押します。そうすると、クリックするたびに注釈メモが追加されるので、追加するごとにツールバーから注釈メモを選ぶ必要がなくなります。

注釈メモを追加した後、次のことができます。

表9.3 注釈の使用

目的

操作

テキストを追加または編集する

テキストボックス内をクリックします。

注釈メモを移動する

注釈ボックス内をクリックし、ドラッグします。注釈メモは、移動すると選択状態になり、境界線の周りにハンドルがついた二重の青い線が表示されます。

注釈メモのサイズを変更する

選択したメモのハンドル(辺の中央または角)にカーソルを置くと、カーソルは両矢印になります。この矢印をドラッグして、メモのサイズを変更します。

注釈メモを削除する

注釈メモのハンドルをクリックして強調表示し、DeleteキーまたはBackspaceキーを押します。

注釈のタグラインを移動する

1. 注釈を右クリックし、[タグライン]の選択を解除します。

2. 注釈を新しいタグラインの開始位置(添付点)までドラッグします。

3. 注釈を右クリックし、[タグライン]を選択します。

これで、注釈を移動した地点からタグラインが始まるようになります。

4. 注釈の位置を調整して、目的の位置に表示されるようにします。

タグラインを注釈とともに移動する

Ctrlキーを押しながら注釈をドラッグします。すると、注釈がタグラインとともに移動します。

JMPレポートへの図形の追加

描画ツール(ここに画像を表示ここに画像を表示ここに画像を表示)を使って、JMPレポートに編集可能な直線、多角形、および基本図形(楕円形や四角形)を追加できます。ここでは、これらの各ツールの使い方を説明します。

メモ: どのグラフツールの場合も、最後に選択したオプションが記憶されます。この機能は、同じ形式の注釈メモやグラフィックをたくさん作成する必要があるときに便利です。たとえば、一方の端に矢印が付いた緑色の太線が何本も必要だとしましょう。線を1本作成してオプションを設定すれば、その後作成した線に同じオプションが適用されます。オプションは、別の設定を行うまで有効です。

直線の追加

レポートに直線注釈を追加するには、以下の手順で操作します。

1. ツールパレットの直線ツール(ここに画像を表示)をクリックします。

2. 直線を挿入する場所をクリックし、ドラッグします。両方にハンドルの付いた直線が、選択された状態で表示されます。

3. 直線を移動するには、直線をクリックしてドラッグします。

4. 直線を回転させるには、ハンドルをクリックしてドラッグします。

5. 直線のスタイルをカスタマイズするには、線を右クリックします。すると、以下のオプションが表示されます。

終点に矢印、始点に矢印

直線の端に矢印を付けます。

太線

線の幅を太くします。デフォルトでは細線が表示されます。

破線

線を破線に変更します。デフォルトでは実線が表示されます。

図形の色を変更するためのJMPカラーパレットが開きます。

アンカーを付ける

直線はアンカーによってレポート内の特定の場所に固定されますが、それ以外の場所に移動することも可能です。その動作はアンカーの位置によって異なります。たとえば、グラフ内でアンカーによって固定されている直線は、軸を動かすと、一緒に動きます。また、アウトライン内で固定されている直線は、アウトラインを開くと表示され、閉じると非表示になります。直線にアンカーを付け直すには、その直線を新しい場所に移動してから、右クリックしてアンカーを付け直します。このオプションは、直線がグラフの外にある場合にのみ使用できます。

削除

レポートから図形を削除します。また、図形を選択してからDeleteキーまたはBackspaceキーを押しても、その図形を削除できます。

多角形またはベジェ曲線の追加

多角形(またはベジェ曲線)注釈をレポートウィンドウに追加するには、次の手順で操作します。

1. ツールパレットの多角形ツール(ここに画像を表示)をクリックします。

2. クリックして、多角形の最初の辺の開始点を作成します。

3. 最初の辺を終了し、次の辺を開始する点でもう一度クリックします。多角形領域の周りに、ハンドルがついた長方形の選択ボックスが表示されます。

4. もう一度クリックして第2辺を作成します。

5. 多角形が完成するまで、この手順を続けます。辺が完成するたびに、多角形を囲む選択ボックスが調整されます。

6. ダブルクリックして多角形ツールを放します。

多角形を作成した後、次のことができます。

表9.4 多角形の使用

目的

操作

多角形を選択、または選択を解除する

完成した多角形の辺をクリックします。

多角形のサイズを変更する

多角形を選択し、選択ボックスのハンドルの1つをドラッグします。

多角形を移動する

ボックスのハンドルの1つをクリックし、選択ボックスをドラッグします。

多角形の辺の数を変更する

辺をクリックしてドラッグし、新しい形を作成します。

多角形を右クリックすると、以下に示すような多角形のスタイルをカスタマイズできるオプションが表示されます。

塗りつぶし

図形の領域を塗りつぶすか、透明にします。

影つき

図形の周囲に影つきの太い線を表示します。塗りつぶしも指定している場合は、下の辺に影が付いて、3次元のように見えます。

滑らかにする

角ばった多角形ではなく、頂点を滑らかに繋いだベジエ曲線にします。ベジェ曲線によって描かれた図形でも、形状やサイズを変更したり、塗りつぶしたり、影をつけたりする方法は同じです。

線を閉じる

多角形の最後の頂点を開いたり閉じたりします。

[塗りつぶし]オプションが選択されているときは、塗りつぶしの色が変わります。

アンカーを付ける

多角形はアンカーによってレポート内の特定の場所に固定されますが、それ以外の場所に移動することも可能です。その動作はアンカーの位置によって異なります。たとえば、グラフ内でアンカーによって固定されている多角形は、軸を動かすと、一緒に動きます。また、アウトライン内で固定されている多角形は、アウトラインを開くと表示され、閉じると非表示になります。多角形にアンカーを付け直すには、その多角形を新しい場所に移動してから、右クリックしてアンカーを付け直します。

削除

レポートから図形を削除します。また、図形を選択してからDeleteキーまたはBackspaceキーを押しても、その図形を削除できます。

楕円形や四角形の追加

レポートウィンドウに楕円形注釈や四角形注釈を追加するには、以下の手順で操作します。

1. ツールパレットの基本図形ツール(ここに画像を表示)をクリックします。

2. 図形を挿入する場所をクリックし、ドラッグします。選択ボックスで囲まれた楕円形が表示されます。

3. (オプション)図形の形状を、楕円形ではなく、四角形にするには、楕円形を右クリックして[形]>[四角形]を選びます。

4. ダブルクリックして基本図形ツールを放します。

図形を追加した後、次のことができます。

図形の形状またはサイズを変更するには、図形を選び、選択ボックスのハンドルの1つをドラッグします。

図形を移動するには、選択ボックスの辺(ハンドルとハンドルの間)をクリックしてドラッグします。

図形を選択してから右クリックすると、以下に示すような図形のスタイルをカスタマイズできるオプションが表示されます。

塗りつぶし

図形の領域を塗りつぶすか、透明にします。

影つき

図形の周囲に影つきの太い線を表示します。塗りつぶしも指定している場合は、下の辺に影が付いて、3次元のように見えます。

楕円形と四角形を切り替えるサブメニューが表示されます。

JMPカラーパレットが開き、多角形の辺の色を選ぶことができます。[塗りつぶし]オプションが選択されているときは、塗りつぶしの色が変わります。

アンカーを付ける

図形はアンカーによってレポート内の特定の場所に固定されますが、それ以外の場所に移動することも可能です。その動作はアンカーの位置によって異なります。たとえば、グラフ内でアンカーによって固定されている図形は、軸を動かすと、一緒に動きます。また、アウトライン内で固定されている図形は、アウトラインを開くと表示され、閉じると非表示になります。図形にアンカーを付け直すには、その図形を新しい場所に移動してから、右クリックしてアンカーを付け直します。

削除

レポートから図形を削除します。また、図形を選択してからDeleteキーまたはBackspaceキーを押しても、その図形を削除できます。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).