計画に軸点と中心点を追加すると、スクリーニング計画から応答曲面計画を作成できます。その結果、応答曲面モデルをデータにあてはめて、応答に対する因子の設定を最適化することができます。
この例では、実験回数8回のスクリーニング計画に、軸点と中心点を追加します。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Design Experiment」フォルダの「Reactor 8 Runs.jmp」を開きます。
2. [実験計画(DOE)]>[拡張計画]を選択します。
3. 「反応率(%)」を選択し、[Y, 応答変数]をクリックします。
4. 「送り速度」・「触媒」・「攪拌速度」・「温度」・「濃度」を選択して、[X, 説明変数]をクリックします。
5. [OK]をクリックします。
6. [追加する実験を別のブロックに入れる]を選択し、計画にブロック変数を追加します。
7. [軸点の追加]をクリックし、軸点の値に「1」を、中心点の数に「2」を入力し、[OK]をクリックします。
8. [テーブルの作成]をクリックします。
9. 「拡張計画」データテーブルで、[行]>[列の値による色/マーカー分け]を選択します。
10. 「ブロック」を選択して、「マーカー」のメニューから[標準]を選択し、[OK]をクリックします。
11. [グラフ]>[グラフビルダー]を選択します。
12. 「送り速度」を「Y」にドラッグし、「触媒」を「X」にドラッグします。次に、平滑線のアイコンをクリックして平滑線を削除します。
図6.17 拡張計画の2因子をグラフ表示
グラフ上の「+」の点は、追加された軸点と中心点に対応しています。軸点は、計画空間の表面に位置しています。軸点の値を増減させると、軸点の位置が計画空間の外側か内側に移動します。