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公開日: 09/19/2023

釣合い型不完備ブロック計画

すべての処置をブロック内で等しい回数実行する

釣合い型不完備ブロック計画(BIBD; Balanced Incomplete Block Design)は、すべてのブロックにすべての処置(因子の組み合わせ)を含めることができない場合に使われる計画です。BIBDでは、a個の処置をb個のブロックで調べるのに、1つのブロックで実行できる処置がkk < a)個に限られているときに使われる計画です。BIBDは、一度に試験できる処置の数が制限されている状況などで使われています。BIBDにおいては、処置のペアが、ブロック内で同じ回数だけ登場します。これが、「釣合い型(balanced)」と呼ばれる理由です。どのブロックにもすべての処置が含まれるわけではないので、計画は「不完備(incomplete)」と呼ばれます。

BIBDは、「釣合い型不完備ブロック計画」プラットフォームによって作成できます。なお、「釣合い型不完備ブロック計画」プラットフォームでは、各処置がすべてのブロックに含まれる完備ブロック計画も作成できます。

図25.1 ブロック数4、ブロックサイズ3で4つの処置を調べるBIBD 

ブロック数4、ブロックサイズ3で4つの処置を調べるBIBD

目次

釣合い型不完備ブロック計画の例

釣合い型不完備ブロック計画の作成

処置およびブロックの指定と計画の作成
計画の検証とテーブルの作成

「釣合い型不完備ブロック計画」のオプション

「釣合い型不完備ブロック計画」の統計的詳細

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