JMPの「データテーブルの比較」機能は、開かれている2つのデータテーブルを比較し、データ・スクリプト・テーブル変数・列名・列プロパティ・列属性の相違点をレポートします。JSLを使ってデータテーブルを比較するには、次のように指定します。
obj = dt << Compare Data Tables(
Compare With( Data Table ( "Data Table Name" ) );
たとえば、「Students1.jmp」と「Students2.jmp」を比較するには、次のようなスクリプトを書きます。
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Students1.jmp" );
dt2 = Open( "$SAMPLE_DATA/Students2.jmp" );
obj = dt << Compare Data Tables( Compare With( Data Table( "Students2" ) ) );
相違点を要約した行列を表示するには、次の関数を使用します。
mtx = ( obj << Get Difference Summary Matrix );
次のような行列がログウィンドウに表示されます。
[-1 1 2 2,
-1 2 4 3,
-1 1 7 4,
1 3 8 4,
1 1 10 9,
0 1 11 11,
-1 1 14 14,
-1 1 16 15,
1 1 18 16,
-1 1 19 18,
0 1 22 20,
0 1 26 24,
1 1 29 27,
1 1 34 33]
この例で表示される行列で、第1列の値は列に対して行われたアクションを示します。-1は削除、0は置換、1は追加を表します。第2列は、そのアクションの作用を受けた行の数を示します。第3列と第4列は、2つのデータテーブルの中で作用を受けた行の数を、データテーブルの順に(Students1.jmp、Students2.jmp)示します。