折り重ね(fold over)を行うと、2因子間交互作用と主効果の交絡をなくせます。折り重ね計画は、完全に、またはほぼ飽和した一部実施要因計画やPlackett-Burman計画に対して追加実験をするときに特に役立ちます。
この例では、実験回数8回の計画をもとに、折り重ね計画を作成します。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Design Experiment」フォルダの「Reactor 8 Runs.jmp」を開きます。
2. [実験計画(DOE)]>[拡張計画]を選択します。
3. 「反応率(%)」を選択し、[Y, 応答変数]をクリックします。
4. 「送り速度」、「触媒」・「攪拌速度」・「温度」・「濃度」を選択して、[X, 説明変数]をクリックします。
5. [OK]をクリックします。
6. [追加する実験を別のブロックに入れる]を選択し、計画にブロック変数を追加します。
7. [折り重ね]をクリックして、[OK]をクリックします。
表示されるダイアログボックスで折り重ねる因子を選択しなかった場合は、すべての因子を含めて折り重ねが行われます。一部の因子だけで折り重ねを行った場合、その他の因子は元の実験の反復となります。
図6.16 すべての因子で折り重ねた計画
8. [テーブルの作成]をクリックします。
ブロック2の各実験は、ブロック1の実験の因子を低水準から高水準へ、または高水準から低水準へ変更したものです。