Tabulateメッセージは記述統計量のテーブルを作成します。表には、グループ列、分析列、および各種統計量が表示されます。次の例は、男子生徒と女子生徒の身長と体重の標準偏差と平均を含むデータテーブルを作成します。
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Big Class.jmp" );
dt << Tabulate( // データテーブルへのメッセージ
Add Table( // 新しいテーブルの追加
Column Table( Grouping Columns( :性別 ) ), // 「性別」の列でグループ化
Row Table( // 行テーブルを追加
// 分析列として「身長( インチ)」と「体重( ポンド)」を使用
Analysis Columns( :"身長(インチ)"n, :"体重(ポンド)"n ),
// 標準偏差と平均を表示
Statistics( Std Dev, Mean )
)
)
);
Tabulateで使用するテーブルの列の変換列を作成したり、その列の表示形式を設定することもできます。これには、Analysis Column()内でTransform Column()を使用します。たとえば、次のスクリプトでは、「身長(インチ)」を対数変換し、その平均と全体に対する%の列の表示形式を設定しています。
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Big Class.jmp" );
dt << Tabulate(
Set Format(
Mean(
:"身長(インチ)"n( 10, 1 ),
Analysis Column(
Transform Column(
"対数[身長(インチ)]",
Formula( Log( :"身長(インチ)"n ) )
),
Format( 10, "最適" )
)
),
"% of Total"n(:height( 12, 2 ),
Analysis Column(
Transform Column(
"対数[身長(インチ)]",
Formula( Log( :"身長(インチ)"n ) )
),
Format( 12, 2 )
))
),
Add Table(
Column Table(
Analysis Columns(
:"身長(インチ)"n,
Transform Column(
"対数[身長(インチ)]",
Formula( Log( :"身長(インチ)"n ) )
)
),
Statistics( Mean, "% of Total"n )
),
Row Table( Grouping Columns( :性別 ) )
)
);
メモ: 列の幅を変更して、「表の作成」内で追加の処理を実行することもできます。[ヘルプ]メニューの[スクリプトの索引]を参照してください。