検証セットやテストセットを使用している場合には、学習セットだけではなく、検証セットやテストセットに対してもエントロピーR2乗統計量が計算されます。学習セットに対するエントロピーR2乗は、次のように求められます。
• 学習セットに対して、分析者が指定したモデルがあてはめられます。
• あてはめられたモデルに基づいて、応答変数の各水準に対する予測確率が計算されます。
• これらの予測確率を使って、学習セットの尤度が求められます。これを、Likelihood_FullTrainingとします。
• 学習セットだけに対して、減少モデル(共変量を1つもたない判別分析モデル)があてはめられます。
• 縮小モデルに基づいて、応答変数の水準に対する予測確率が計算され、それらの予測確率から学習セットの尤度が計算されます。これを、Likelihood_ReducedTrainingとします。
• 学習セットのエントロピーR2乗は次のように求められます。
検証セットやテストセットのエントロピーR2乗は、検証セットのエントロピーR2乗と同様の方法で求められます。