この例では、消費者の要望に応じて製品を最適化できるように、選択モデル計画を分析します。たとえば、新型ノートパソコンを企画しているコンピューターメーカーが、企画段階において、消費者の好みを調べたいと考えているとしましょう。そのために、2つのプロファイルの組み合わせから成る計画を作成し、10人の回答者を対象に調査することにしました。この選択モデル計画の目的は、潜在的なノートパソコンの購買者が、以下の4つの属性の組み合わせについてどう感じるかを調べることです。
• ハードディスクの容量（40GB／80GB）
• CPUの処理速度（1.5GHz／2.0GHz）
• バッテリー駆動時間（4時間／6時間）
• 価格（1000ドル／1200ドル／1500ドル）
10人を対象とした計画を作成する前に、まず、1人だけを対象に小規模のパイロット調査を行います。その後、この調査結果を分析して、パラメータ推定値を事前情報として使用し、10人を対象とする最終調査を計画します。