公開日: 09/19/2023

UWMA管理図の例

この例では、移動平均の範囲を3に設定して、UWMA管理図を作成します。データは、製造された金属製クリップにおける取っ手の間隔を測定したものです。工程における平均間隔の変化を監視するために、毎日5つのクリップを選んでサブグループとします。

1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Quality Control」フォルダにある「Clips1.jmp」を開きます。

2. [分析]>[品質と工程]>[旧機能の管理図]>[UWMA]を選択します。

3. 「取っ手の間隔」を選択し、[工程]をクリックします。

4. 「サンプル」を選択し、[標本ラベル]をクリックします。

5. [移動平均の範囲]を「3」に変更します。

6. [OK]をクリックします。

図14.21 「Clips1」データのUWMA管理図 

「Clips1」データのUWMA管理図

第1日の点は、最初のサブグループ標本、つまり第1日に取った5つの測定値の平均です。第2日の点は、第1日と第2日のサブグループ平均を合わせて計算した平均です。第2日以降の点は、その日と前2日間のサブグループ平均を合わせて計算した平均です。

取っ手の間隔の平均値には減少傾向が見られますが、3s管理限界の外まで落ち込んだ点はありません。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).