公開日: 09/19/2023

共通の値をもつ応答の例

「カテゴリカル」プラットフォームを使用して、アンケート調査の中で同じ回答セットを持つ複数の質問について調べてみましょう。

1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Consumer Preferences.jmp」を開きます。

2. スクロールして「仕事熱心である」を表示します。

図3.29 「Consumer Preferences」データテーブル(一部) 

「Consumer Preferences」データテーブル(一部)

回答の選択肢が「Agree(同意する)」と「Disagree(同意しない)」)となっている6つの列があります。これら6つの列の回答は、共通の選択肢から選ばれたものになっています。この例では、「仕事熱心である」「世界で見聞を広めたい」を分析します。まず、列属性の一括設定を使用してこれら2列の「値の色」・「値の表示順序」・「尺度」を設定します。

3. 「仕事熱心である」「世界で見聞を広めたい」の列見出しを選択します。右クリックし、「列属性の一括設定」を選択します。

4. [列プロパティ]>[値の色]を選択します。「Agree(同意する)」の楕円形の色見本を右クリックして色を緑に設定します。同様に、「Disagree(反対する)」の色を赤に設定します。

5. [列プロパティ]>[値の表示順序]を選択します。[逆転]をクリックします。

6. [属性]>[尺度]を選択し、「尺度」ドロップダウンで[順序尺度]を選択します。

7. [OK]をクリックします。

次に、「カテゴリカル」プラットフォームを使用して、これらの2つの列を分析します。

8. [分析]>[消費者調査]>[カテゴリカル]を選択します。

9. 「仕事熱心である」「世界で見聞を広めたい」を選択します。

10. [関連]タブを選択し、[共通の値をもつ応答]を選択します。

ヒント: [表の構成]タブを使って同様の作業を行うには、それらの2つの列を「共通の値をもつ応答」ドロップゾーン(緑の矢印)にドラッグします。

11. [OK]をクリックします。

図3.30 「共通の値をもつ応答」レポート 

「共通の値をもつ応答」レポート

このレポートを見るとわかるように、この例のシェアチャートは双方向型の棒グラフになっています。ここで表示される棒グラフの種類は、列の尺度によって決まります。

列が順序尺度である場合は、双方向型の棒グラフが描かれます。この例の列は、共に順序尺度です。

列が名義尺度である場合は、帯グラフ(積み重ねた棒グラフ)が描かれます。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).