この例では、「一元配置」プラットフォームを使い、分散の平均分析(ANOMV; analysis of means for variances)で分散の違いを検定します。4つのブランドのバネ製品について、0.10インチ伸ばすのに必要な重量を調べました。ブランドごとに6製品ずつ調べました。分散の平均分析(ANOMV)の統計的検定は、非正規分布に対して頑健ではありませんが、データは正規分布に従っていることが確認されています。ANOMVによって、ブランド間で分散が有意に異なるかどうかを調べます。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Spring Data.jmp」を開きます。
2. [分析]>[二変量の関係]を選択します。
3. 「重さ」を選択し、[Y, 目的変数]をクリックします。
4. 「ブランド」を選択し、[X, 説明変数]をクリックします。
5. [OK]をクリックします。
6. 「一元配置分析」の赤い三角ボタンをクリックし、[平均分析法]>[分散の平均分析]を選択します。
7. 「分散の平均分析」の赤い三角ボタンをクリックし、[要約レポートの表示]を選択します。
図6.12 「分散の平均分析」チャート
「Brand 2」の標準偏差が下側決定限界を下回っていることがわかります。つまり、「Brand 2」は、他のブランドと比較して、分散が有意に小さいことを示しています。