この例では、2つの連続尺度の変数に対し、「二変量」プラットフォームを使って散布図を作成し、回帰直線をあてはめます。この例では、異なる溶剤で化合物の溶解度を測定したデータを使用し、2種類の溶剤の結果を比較します。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Solubility.jmp」を開きます。
2. [分析]>[二変量の関係]を選択します。
3. 「エーテル」を選択し、[Y, 目的変数]をクリックします。
4. 「1-オクタノール」を選択し、[X, 説明変数]をクリックします。
5. [OK]をクリックします。
6. 「二変量の関係」の赤い三角ボタンをクリックし、[直線のあてはめ]を選択します。
図5.2 二変量の関係レポート
2つの溶剤の結果は類似性を示唆しています。線形モデルのR2乗値の0.87という数値は、応答のばらつきの87%がモデルによって説明されることを示します。なお、この例では、X変数とY変数の両方が、測定誤差をもつ測定値です。そのため、[直交のあてはめ]オプションまたは[Passing Bablokのあてはめ]オプションが適しているかもしれません。