「カテゴリカル」プラットフォームを使用して、グループ化変数全体における応答の各水準の独立性を、その他すべての水準の組み合わせと比較してみましょう。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Consumer Preferences.jmp」を開きます。
2. [分析]>[消費者調査]>[カテゴリカル]を選択します。
3. 「仕事に対する満足度」を選択し、[単純]タブの「応答」をクリックします。
4. 「被雇用期間」を選択して、[X, グループ化カテゴリ]をクリックします。
5. [OK]をクリックします。
6. 「カテゴリカル」の赤い三角ボタンをクリックし、[セルの各ペア比較]を選択します。
7. 「セルの各ペア比較 - 詳細」のグレーの開閉アイコンをクリックします。
図3.27 セルの各ペア比較
ペア比較のp値が、表形式で表示されます。これらのp値は、尤度比カイ2乗検定、Pearsonのカイ2乗検定、およびFisherの正確検定のものです。p値の表には、アルファベット文字によって、どのグループとどのグループが比較されているかが示されています。クロス表のグループ名のすぐ右側に、そのグループを示すアルファベット文字が表示されています。また、クロス表のセルには、検定結果を示すアルファベット文字が表示されています。
勤続年数5年未満の回答者は、勤続年数20年の回答者よりも、「Somewhat satisfied(やや満足)」の割合が高いです。このことは、クロス表の最初の行における「Somewhat satisfied」のセルに、「d」と示されていることから分かります。また、勤務年数5年未満の回答者は、勤務年数20年の回答者よりも「Extremely satisfied(かなり満足)」の割合が低くなっています。このことは、クロス表の最後の行の「Extremely satisfied(かなり満足)」セルに「a」と示されていることからわかります。なお、検定結果を示すアルファベット文字は、応答のシェア(割合)が高いほうのセルに表示されます。