各グループに同じ種類の確率分布をあてはめ、グループ間の比較を行ってみましょう。3つの異なる温度におけるコンデンサの故障を調べます。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Reliability」フォルダにある「Capacitor ALT.jmp」を開きます。
2. [分析]>[信頼性/生存時間分析]>[寿命の一変量]を選びます。
3. [グループの比較]タブをクリックします。
4. 「時間」を[Y, イベントまでの時間]に指定します。
5. 「温度」を[グループ変数]に指定します。
6. 「打ち切り」を選択し、[打ち切り]に指定します。
7. 「度数」を[度数]に指定します。
8. [OK]をクリックします。
図3.16 分布の群間比較
デフォルトのグラフには、ノンパラメトリックな推定値がプロットされています。グラフから、コンデンサは温度が高いほど故障する確率が高いことがわかります。では、パラメトリックな確率分布をあてはめてみましょう。
9. 「分布」と「スケール」に[Weibull]を選択します。
図3.17 Weibull分布のグループ間比較
Weibull確率スケールにプロットした場合、点は3つの直線にほぼ沿っています。これは、Weibull分布が、「温度」の各グループのデータに良くあてはまっていることを示します。