「Companies.jmp」では、会社を「タイプ」と「会社規模」で分類しています。「Companies.jmp」を開いて、次の例を見ていきましょう。このファイルは、JMPのインストール時に生成されるサンプルデータのフォルダにあります。
ここで、以下のタスクを行いたいとします。
• 小規模、中規模、大規模のコンピュータ会社と、小規模、中規模、大規模の製薬会社の従業員一人あたりの平均利益を表示するテーブル(会社規模ごとの行と、会社タイプごとの平均利益列があるテーブル)を作成します。
• セルに、行と列の組み合わせによって定義されるサブグループの平均を挿入します。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Companies.jmp」を開きます。
2. [テーブル]>[要約]を選択します。
3. 「会社規模」を選択して[グループ化]を選びます。
グループ変数として「会社規模」を選びます。すると、この列の値が新しいテーブルの行になります。
4. 「従業員一人あたりの利益」を選択して[統計量]をクリックします。
5. [平均]を選択します。
6. 「タイプ」を選択し、[サブグループ化]をクリックします。
これにより、サブグループ変数(タイプ)の水準(computer、pharmaceutical)ごとに、従業員一人あたりの平均利益を示す列「平均(従業員一人あたりの利益)」が作成されます。
図8.5 サブグループの要約統計量
メモ: グループ列の列名が要約テーブルの名前に使用されます。列名に、ファイル名として使用できない文字が含まれている場合、その文字はハイフンで置き換えられます。