この例では、「多変量の相関」プラットフォームの項目の信頼性分析を使用して、ある行為や物を危険とみなすかどうかをグループごとに調べます。サンプルデータには、30項目の行為や物が含まれ、3つのグループが危険とみなす順番が含まれています。この例のように、値がどのグループでも同じ(同じ1位~30位のセット)場合は、データを標準化しても効果はありません。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Danger.jmp」を開きます。
2. [分析]>[多変量]>[多変量の相関]を選択します。
3. 「行為/物」以外のすべての列を選択し、[Y, 列]をクリックします。
4. [OK]をクリックします。
5. 「多変量」の赤い三角ボタンをクリックし、[項目の信頼性]>[Cronbachのa係数]を選択します。
6. (オプション)「多変量」の赤い三角ボタンをクリックし、[散布図行列]を選択して散布図行列のプロットを非表示にします。
図3.7 「Cronbachのa係数」レポート
Cronbachのaの結果から、全体のa係数は0.8666で、3つのグループの評価には高い一貫性があることがわかります。さらに、「専門家」を除いた場合の、「学生」と「社会人(一般)」のCronbachのa係数は0.9021であり、この2名がほぼ同じ評価をしていることがわかります。