公開日: 09/19/2023

ROC曲線の例

「ロジスティック」プラットフォームを使ってROC曲線をあてはめます。

1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Penicillin.jmp」を開きます。

2. [分析]>[二変量の関係]を選択します。

3. 「反応」を選択し、[Y, 目的変数]をクリックします。

4. 「Ln用量」を選択し、[X, 説明変数]をクリックします。

「度数」が自動的に[度数]に設定されます。これは、[度数]の役割が、あらかじめ「度数」列に割り当てられているためです。

5. 「イベントを示す水準」から[Cured]を選択します。

6. [OK]をクリックします。

7. 「ロジスティックであてはめ」の赤い三角ボタンをクリックし、[ROC曲線]を選択します。

メモ: この例では、名義尺度の応答のROC曲線を示します。順序尺度のROC曲線の詳細については、『予測モデルおよび発展的なモデル』のROC曲線を参照してください。

この例では、「反応」を応答として、「Ln用量」を説明変数としています。応答を予測する確率が、前述した説明によって計算され、それらの結果に基づきROC曲線が描かれます。なお、「ROCテーブル」では、「感度 − (1 − 特異度)」が最も大きい行にアスタリスクが付けられます。この点に対応するX値が、感度と特異度の和を最大化する閾値となります。ROC曲線のプロットの黄色い線は、この点における接線です。

図8.9 ROC曲線と「ROCテーブル」の例 

ROC曲線と「ROCテーブル」の例

ROC曲線がプロットの左上にあり、AUCが0.5を上回っているため、モデルの予測能力は高いと言えます。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).