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公開日: 09/19/2023

「制約状態」列プロパティの例

この例では、「制約状態」列プロパティを見てみます。Snee(1979)およびPiepel(1988)が紹介した実験に基づき、各因子に対する制約に3つの線形制約を追加したものです。この例では、次の手順に従います。

1. 3つの線形制約のうち1つに変更を加える

2. 制約をデータテーブルに保存する

3. 「制約状態」列プロパティで指定された制約の不等式の向きを確認する

この例の続きについては、線形制約を追加した端点計画の例を参照してください。

1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Design Experiment」フォルダの「Piepel.jmp」を開きます。

2. 「テーブル」パネルで、「DOEダイアログ」スクリプトの横にある緑の三角ボタンをクリックします。

「因子」セクションの下に、3つの線形制約が表示されています。制約を解釈しやすい形にするため、1つ目の制約を「以上」の不等式に書き換えます。

図A.35 「因子」の下の線形制約 

「因子」の下の線形制約

3. 1つ目の制約で、次の作業を行います。

「X1」の隣に「85」と入力します。

「X2」の隣に「90」と入力します。

「X3」の隣に「100」と入力します。

不等式のメニューから[]を選択します。

不等式記号の右側に「90」と入力します。

4. 「配合計画」の赤い三角ボタンをクリックし、メニューから[制約の保存]を選択します。

制約の情報を含んだデータテーブルが新規に作成されます。

図A.36 制約のデータテーブル 

制約のデータテーブル

各列の行1~3に、因子「X1」「X2」「X3」の係数が含まれています。4行目の値は、不等式の右辺値です。

5. 「制約 1」のアスタリスクをクリックします。

6. [制約状態]をクリックします。

図A.37 「制約状態」列プロパティのパネル 

「制約状態」列プロパティのパネル

「X1」の「制約状態」パネルを見ると、不等式の向きが「greater than」、つまり「」であることがわかります。

7. [キャンセル]をクリックします。

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