「パターンを調べる」プラットフォームを使用して、薬剤の治験から得られた検査結果に予期せぬパターンがないか調べてみましょう。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Nicardipine Lab Patterns.jmp」を開きます。
2. [分析]>[スクリーニング]>[パターンを調べる]を選択します。
3. 「Laboratory Results」列グループを選択し、[Y, 列]をクリックします。
4. [OK]をクリックします。
5. 「1列ごとの要約」の横にあるグレーの開閉アイコンをクリックして、「1列ごとの要約」レポートを開きます。
図23.2 「パターンを調べる」の「1列ごとの要約」レポート
「1列ごとの要約」レポートには、すべての列における最長連と最長の重複パターンがまとめられています。各表は、それぞれ希少性、つまり連またはパターンが偶然に発生する度合いの計算値の順に並べられています。最長連の希少性スコアが最も高い列は「クレアチニン」で、最長の重複パターンの希少性スコアが最も高い列は「APTT」です。「1列ごとのパターン」レポートのこれらの列についてさらに調べます。
6. 「1列ごとのパターン」レポートには、最初の列である「APTT」のレポートが表示されています。Ctrlキーを押しながら「列の選択」リストの「クレアチニン」を選択します。
図23.3 「パターンを調べる」の「1列ごとのパターン」レポート
「列の選択」リストで列名を選択すると、その列のレポートが表示されます。「APTT」レポートを見ると、この列には度数が3の連と度数4のパターンがいくつか含まれていることがわかります。「クレアチニン」レポートからは、最長連の度数が7で、最長の重複パターンの度数が8であることがわかります。