この例では、ある装置の温度加速試験における故障時間データを分析しています。実際の操業温度は10℃ですが、温度加速を施し、40℃、60℃、80℃で試験は行われました。データには、故障時間、または、打ち切り時間が記録されています。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Reliability」フォルダにある「Devalt.jmp」を開きます。
2. [分析]>[信頼性/生存時間分析]>[寿命の二変量]を選択します。
3. 「時間」を[Y, イベントまでの時間]に指定します。
4. 「温度」を[X]に指定します。
5. 「打ち切りの有無」を選択し、[打ち切り]に指定します。
6. 「打ち切りの値」は[1]をそのまま使います。
7. 「重み」を[度数]に指定します。
8. 「関係」ドロップダウンリストで[Arrhenius摂氏]が選択され、[包含モデルの検定]チェックボックスがオンになっていることを確認します。
9. 「分布」のドロップダウンリストから[Weibull]を選びます。
10. 「信頼区間の方法」は[Wald]のままにしておきます。
図4.2 「寿命の二変量」起動ウィンドウ
11. [OK]をクリックします。
図4.3 「寿命の二変量」レポートウィンドウ
レポートウィンドウには、データの要約情報・診断プロット・モデルの比較結果・パラメータ推定値・プロファイルなどが表示されます。また、あてはめた確率分布ごとに、推定値などの結果や、「分布」・「分位点」・「ハザード」・「密度」・「加速係数」のプロファイルが表示されます。