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公開日: 09/19/2023

[ロバストなあてはめ]オプションの例

ここでは、「二変量」プラットフォームでHuberのM推定を使用して、ロバストなモデルをあてはめる方法を紹介します。

1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Weight Measurements.jmp」を開きます。

2. [分析]>[二変量の関係]を選択します。

3. 「体重(ポンド)」を選択し、[Y, 目的変数]をクリックします。

4. 「身長(インチ)」を選択し、[X, 説明変数]をクリックします。

5. [OK]をクリックします。

6. 「二変量の関係」の赤い三角ボタンをクリックし、[直線のあてはめ]を選択します。

7. 「二変量の関係」の赤い三角ボタンをクリックし、[ロバスト]>[ロバストなあてはめ]を選択します。

図5.18 ロバストなあてはめの例 

ロバストなあてはめの例

散布図を見ると、3つの測定値が星印で表示されています。この3つの測定値は、体重が回帰直線よりかなり低くなっており、また、回帰直線(赤色の直線)の推定に強く影響を与えています。「分散分析」表のp値が0.1203であることから、「「身長(インチ)」「体重(ポンド)」の間に線形関係がある」と主張することは難しいです。しかし、ロバストなあてはめ(緑色の直線)では、「身長(インチ)」「体重(ポンド)」の間に、通常の回帰分析の時よりも、強い線形関係が見られます。「ロバストなあてはめ」のp値は0.0488であり、「「身長(インチ)」「体重(ポンド)」の間に線形関係がある」という仮説を支持します。つまり、体重が予測値よりも非常に軽いいくつかのデータ点が分析に影響を与えていたことがわかります。

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