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公開日: 09/19/2023

「寿命の一変量」プラットフォームの例

この例では、70基のエンジンファンを使った試験で得られた、故障時間のデータを取り上げます。データには、故障前に打ち切られたものも含まれています。このデータに基づき、信頼性に関するさまざまな指標を求めます。

1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Reliability」フォルダにある「Fan.jmp」を開きます。

2. [分析]>[信頼性/生存時間分析]>[寿命の一変量]を選びます。

3. 「時間」[Y, イベントまでの時間]に指定します。

4. 「打ち切りの有無」を選択し、[打ち切り]に指定します。

5. [OK]をクリックします。

「寿命の一変量」レポートウィンドウが表示されます。

6. 「分布の比較」レポートで[対数正規]分布を選択します。また、隣にある「スケール」のラジオボタンでも、[対数正規]を選択します。

確率プロットがレポートウィンドウに表示されます。

図3.2 確率プロット 

確率プロット

この例の確率プロットでは、データ点は赤色の領域内にプロットされています。これは、対数正規分布がデータによくあてはまっていることを示唆しています。

「分布の比較」レポートの下に「統計量」レポートが表示されています。このレポートには、「モデルの比較」レポート、ノンパラメトリック推定、パラメトリック推定、プロファイルなどが表示されます。

図3.3 「統計量」レポート 

「統計量」レポート

このレポートには対数正規分布のパラメータ推定値が表示されています。また、あてはめた分布の情報をグラフで表した「プロファイル」も表示されています。「プロファイル」は、累積確率や分位点を知るのに役立ちます。たとえば、「分位点プロファイル」からは、故障時間の中央値に対する推定値が25,418.67時間であることがわかります。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).