この例では、「一元配置」プラットフォームの[検出力]オプションを用います。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Typing Data.jmp」を開きます。
2. [分析]>[二変量の関係]を選択します。
3. 「タイプ速度」を選択し、[Y, 目的変数]をクリックします。
4. 「ブランド」を選択し、[X, 説明変数]をクリックします。
5. [OK]をクリックします。
6. [一元配置分析]の赤い三角ボタンをクリックし、[検出力]を選択します。
7. 「開始値」行の「δ」(左から3列目の1番上のボックス)に「2」、「数」に「11」と入力します。
8. 「終了値」行の「δ」に「6」、「数」に「17」と入力します。
9. 「間隔」行の「δ」と「数」に「2」と入力します。
10. [検出力を求める]チェックボックスをオンにします。
図6.29 「検出力の詳細」ウィンドウの例
11. [完了]をクリックします。
メモ: [完了]ボタンは、必要なオプションがすべて適用されるまでグレー表示のままです。
「δ」と「数」の組み合わせごとに検出力が計算され、「検出力」レポートに表示されます。
検出力の値をプロットにするには、次の手順に従います。
12. 表の下の赤い三角ボタンをクリックし、[検出力プロット]を選択します。
図6.30 「検出力」レポートの例
13. プロット上にすべてのデータが表示されていない場合は、「検出力」軸をクリックし、縦にドラッグする必要があります。
検出力は「δ」と「数」の組み合わせごとにプロットされています。一般的な性質として、「数」(標本サイズ)と「δ」(平均の差)が大きくなるほど検出力は上がりますが、この例でもその性質を確認することができます。