「一元配置」プラットフォームを使い、3つのグループのうちの1つに外れ値が含まれるデータに対して[ロバストなあてはめ]を実行してみましょう。3種類の製剤で毒性を測定したデータを使います。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Drug Toxicit.jmp」を開きます。
2. [分析]>[二変量の関係]を選択します。
3. 「毒性」を選択し、[Y, 目的変数]をクリックします。
4. 「製剤」を選択し、[X, 説明変数]をクリックします。
5. [OK]をクリックします。
6. [一元配置分析]の赤い三角ボタンをクリックし、[平均/ANOVA]を選択します。
7. [一元配置分析]の赤い三角ボタンをクリックし、[ロバスト]>[ロバストなあてはめ]を選択します。
図6.28 ロバストなあてはめの例
標準の「分散分析」レポートを見ると、p値が0.0319であるため、「3つの製剤は有意に異なる」という結論に導かれてしまう可能性がありますが、「ロバストなあてはめ」レポートを確認すれば、p値が0.2175になっているため、「3つの製剤は有意に異なる」とは結論できません。いくつかのデータで毒性が不自然に高く記録され、通常の分散分析に対して思わしくない影響を与えているのかもしれません。