SAS ODS(Output Delivery System)は、HTML、RTF、PDFなどの形式でレポートを生成する機能の名称です。ODS出力は、プレーンテキストのSASアウトプットよりも魅力的で、カスタマイズが簡単です。「環境設定」において、サブミットしたSASコードがSASアウトプットではなくODS出力を生成するように設定できます。
サブミットしたSASコードがODS結果を生成するようにするには
1. [ファイル]>[環境設定](Windows)または[JMP]>[環境設定](macOS)を選択します。
2. [SASインテグレーション]カテゴリを開き、「SAS実行オプション」のセクションを見つけます。
図3.64 環境設定のSAS実行オプション
3. [ODS結果を自動的に生成する]オプションを選択します。
4. 「ODS結果の形式」リストから、ODS結果を生成する形式を選びます(HTML、PDF、RTF、またはJMP Report)。
5. (オプション)その他のオプションで、結果のフォーマットに使用するスタイルやスタイルシートを指定したり、生成される画像のグラフィック形式を設定できます。JMPアップデートの環境設定を参照してください。
前述の手順を実行すると、サブミットしたSASコードにODSステートメントを追加した新たなSASコードが生成されます。サブミットしたSASコードは、指定した形式でODS結果を自動的に生成します。これらの結果はユーザのコンピュータにダウンロードされ、JMP(可能な場合)または適切な外部のアプリケーションで表示されます。