公開日: 09/19/2023

JMPからJSLを学ぶ

JMP自身が、実は最高のJSLプログラマーです。JMPでインタラクティブに作業し、その結果をスクリプトで保存して、後から再使用できます。スクリプトに簡単な編集を加え、テンプレートとして使えば、毎日の作業がスピードアップします。

JSLは非常に柔軟性のある言語で、同じ目的をさまざまな方法で達成できます。以下はその例です。JMPで分析を行うと、大部分の処理をデフォルトで自動的に行った場合でも、分析のあらゆる詳細が保存されます。ということは、ユーザが書くスクリプトも同様に完全で詳細でなければならないのでしょうか。そんなことはありません。通常は、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)で選択する項目だけで問題ありません。たとえば、サンプルデータのフォルダにある「Big Class.jmp」を開き、「身長(インチ)」「体重(ポンド)」「性別」の一変量の分布を起動したいときは、次のようなスクリプトだけで大丈夫です。

Distribution( Y (:"身長(インチ)"n, :"体重(ポンド)"n, :性別 ) );

GUIで「一変量の分布」プラットフォームを実行し、レポートの赤い三角ボタンのメニューから[スクリプトの保存]>[スクリプトウィンドウへ]を選択すると、次のようなスクリプトが表示されます。

Distribution(
	Continuous Distribution( Column( :"身長(インチ)"n ) ),
	Continuous Distribution( Column( :"体重(ポンド)"n ) ),
	Nominal Distribution( Column( :性別 ) ),
);

どちらのスクリプトも結果は同じです。

JSLをいろいろと試してみてください。こんなこともできるのでは、と思ったなら、おそらくできるはずです。どうなるか試してみましょう。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).