公開日: 09/19/2023

リスト関数

As List(matrix)

説明

行列をリストに変換する。行列に複数の行がある場合は、行ごとのリストを含むリストを戻します。

戻り値

リスト

引数

matrix

任意の行列。

Concat Items({string1, string2, ...}, <delimiter>})

説明

引用符付き文字列のリストを、1つの文字列に変換する。各文字列は、区切り文字で区切られます。区切り文字を指定しなかった場合は、スペースで区切られます。

戻り値

連結した引用符付き文字列

引数

string

任意の引用符付き文字列。

delimiter

(オプション)各項目間に挿入される引用符付き文字列。delimterには、2文字以上指定することもできます。

str1 = "いち";
str2 = "に";
str3 = "さん";
 
comb = Concat Items({str1, str2, str3});

"いち に さん"

comb = Concat Items({str1, str2, str3}, " : ");

"いち : に : さん"

del = ",";
comb = Concat Items({str1, str2, str3}, del);

"いち,に,さん"

Eval List({list})

説明

list内の式を評価する。

戻り値

評価後の式を含むリスト

引数

list

有効なJSL式のリスト。

Insert(source, item, <position>)

Insert(source, key, value)

説明

ソース(source)の指定箇所(position)に新しい項目(item)を挿入する。positionの指定を省略したときは、項目は最後尾に挿入されます。

連想配列の場合、ソース(source)の連想配列にキー(key)を追加し、それに値(value)を割り当てる。sourceにすでにkeyがある場合は、新しいvalueで置き換えられます。

必須の引数

source

引用符付き文字列、リスト、ベクトル、式、または連想配列。

item|key

sourceの中に挿入する任意の値。連想配列の場合、source内にkeyがない場合もあります。

value

keyに割り当てる値。

オプションの引数

position

(オプション)source内のitemの挿入位置を示す数値。

Insert Into(source, item, <position>)

Insert Into(source, key, value)

説明

Insert関数と同じだが、結果を元の変数に格納する。sourceは、左辺値(L-value)でなければなりません。

引数

source

引用符付き文字列、リスト、ベクトル、ディスプレイボックス、式、または連想配列を含む変数。

item|key

sourceの中に挿入する任意の値。連想配列の場合、source内にkeyがある場合もあります。

position

(オプション)source内のitemの挿入位置を示す数値。

value

keyに割り当てる値。

Is List(x)

説明

評価後の引数がリストのときは1、そうでなければ0を戻す。

Items(string, <delimiter>, <Include Boundary Delimiters(Boolean)>)

説明

引数delimiterのいずれかの1文字で区切られた(空白も含む)引用符付き文字列のリストを戻す。

引数

string

評価する引用符付き文字列。

Delimiter

(オプション)区切りとして使用する文字。delimiterがない場合は、ASCII文字のスペースが区切り文字になります。delimiterを空白の引用符付き文字列とした場合、1文字1文字がそれぞれ個別の項目とみなされます。

Include Boundary Delimiters(Boolean)

(オプション)文字列の始まりと区切り文字の間の空白の文字列を戻す。

Items( "http://www.jmp.com", ":/." );

{"http", "", "", "www", "jmp", "com"}

Items(",toy,", ",");

{"toy"}

Items(",toy,", ",", Include Boundary Delimiters( 1 ));

{"", "toy", ""}

/* 引用符付き文字列の始まりとカンマ(区切り文字)の間にテキストがないため、空白の文字列が戻される。文字列の終わりにある区切り文字も同様。*/

List(a, b, c, ...)

{a, b, c, ...}

説明

一連の項目を持つリストを作成する。

N Items(source)

説明

指定されたソース(source)内の要素数を数える。

戻り値

リストまたはディスプレイボックスの場合は、リストまたはディスプレイボックスの中の項目の数。連想配列の場合は、キーの数。行列の場合は、行列の要素の数。名前空間の場合は、名前空間内の関数および変数の数。クラスオブジェクトの場合は、メソッド、関数、変数の数。

引数

source

リスト、連想配列、行列、ディスプレイボックス、または名前空間。

Remove(source, position, <n>)

Remove(source, {items})

Remove(source, key)

説明

指定の場所(position)から数えてn番目の項目を削除する。nが指定されていない場合、positionにある1項目だけを削除します。positionnが指定されていない場合、最後の1項目だけを削除します。連想配列の場合、キー(key)およびその値を削除します。

戻り値

項目が削除されたソース(source)のコピー

引数

source

引用符付き文字列、リスト、ベクトル、式、または連想配列。

positionまたはkey

リストまたは式における特定の項目の位置を指す整数(または整数のリスト)。

n

(オプション)削除する項目の個数を指定する整数。

Remove From(source, position, <n>)

Remove From(source, key)

説明

Remove関数と同じだが、結果を元の変数に格納する。nが指定されていない場合、positionにある1項目だけを削除します。positionnが指定されていない場合、最後の1項目だけを削除します。連想配列の場合、キー(key)およびその値を削除します。sourceは、左辺値(L-value)でなければなりません。

戻り値

ソース(source)から削除された項目のリスト

引数

source

引用符付き文字列、リスト、ベクトル、式、ディスプレイボックス、連想配列。

positionまたはkey

リストまたは式における特定の項目の位置を指す整数(または整数のリスト)。

n

(オプション)削除する項目の個数を指定する整数。

Reverse(source)

説明

ソース(source)の要素や項目の順序を逆にする。

引数

source

引用符付き文字列、リスト、行列、式。

Reverse Into(source)

説明

ソース(source)の要素や項目の順序を逆にし、結果をsourceに格納する。

引数

source

引用符付き文字列、リスト、行列、ディスプレイボックス、式。

Shift(source, <n>)

説明

ソース(source)の最初の1つまたはn個の項目を末尾に移動する。

引数

source

引用符付き文字列、リスト、行列、式。

n

(オプション)移動する項目の個数を指定する整数。正の値を指定すると、項目をソース(source)の冒頭から末尾へ移動します。負の値を指定すると、項目をソース(source)の末尾から冒頭へ移動します。デフォルト値は1です。

Shift Into(source, <n>)

説明

Shift関数と同じだが、結果を元の変数に格納する。sourceは、左辺値(L-value)でなければなりません。

引数

source

引用符付き文字列、リスト、行列、ディスプレイボックス、式。

n

(オプション)移動する項目の個数を指定する整数。正の値を指定すると、項目をソース(source)の冒頭から末尾へ移動します。負の値を指定すると、項目をソース(source)の末尾から冒頭へ移動します。デフォルト値は1です。

Sort List({list }|expr)

説明

リスト(list)または式(expr)の要素や項目を並べ替える。

Sort List Into({list }|expr)

説明

Sort List関数と同じだが、結果を元の変数に格納する。リスト(list)や式(expr)はL-value(左辺に指定できるもの)でなければなりません。

Substitute(string, "substring", "replacementString", ...)

Substitute({list }, listItem, replacementItem, ...)

Substitute(Expr(sourceExpr), Expr(findExpr), Expr(replacementExpr), ...)

説明

検索と置換を行う。第1引数で指定したソース内から、第2引数で指定した特定の部分を検索し、第3引数で指定した項目で置換します。

引用符付き文字列の場合、ソース文字列(string)内の部分文字列(substring)に一致する部分を、すべて置換文字列(replacementString)に置換します。

リストの場合、ソースリスト(list)内のリスト項目(listItem)に一致する部分を、すべて置換項目(replacementItem)に置換します。

式の場合、ソース式(sourceExpr)内の検索式(findExpr)に一致する部分を、すべて置換式(replacementExpr)に置換します。ただし、すべての式を、Expr()関数の中に含める必要があります。

引数

string, list, sourceExpr

置換を行う対象の引用符付き文字列、リスト、行列、式。

substring, listItem, findExpr

検索する引用符付き文字列、リスト項目、式。

replacementString, replacementItem, replacementExpr

置換後の引用符付き文字列、リスト項目、式。

Substitute Into(string, substring, replacementString, ...)

Substitute Into(list, listItem, replacementItem, ...)

Substitute Into(Expr(sourceExpr), Expr(findExpr), Expr(replacementExpr), ...)

説明

Substitute()と同様に検索と置換を行うが、結果を元の変数に格納する。第1引数で指定したソース内から、第2引数で指定した特定の部分を検索し、第3引数で指定した項目で置換します。第1引数はL-value(左辺に指定できるもの)でなければなりません。

引用符付き文字列の場合、ソース文字列(string)内の部分文字列(substring)に一致する部分を、すべて置換文字列(replacementString)に置換します。

リストの場合、ソースリスト(list)内のリスト項目(listItem)に一致する部分を、すべて置換項目(replacementItem)に置換します。

式の場合、ソース式(sourceExpr)内の検索式(findExpr)に一致する部分を、すべて置換式(replacementExpr)に置換します。ただし、すべての式を、Expr()関数の中に含める必要があります。

引数

string, list, sourceExpr

置換を行う対象の引用符付き文字列、リスト、行列、式。

substring, listItem, findExpr

検索する引用符付き文字列、リスト項目、式。

replacementString, replacementItem, replacementExpr

置換後の引用符付き文字列、リスト項目、式。

Words(string, <delimiter>)

説明

引数の引用符付き文字列(string)から単語を抽出する。区切り文字(delimiters)を指定すると、文字列を各単語に区切る際に、その文字が使われます。デフォルトの区切り文字はASCII文字のスペースです。複数の区切り文字を指定した場合、指定したすべての文字が区切り文字とみなされます。delimを空白とした場合、1文字1文字がそれぞれ個別の項目とみなされます。

Words( "the quick brown fox" );

{"the","quick","brown","fox"}

Words( "Doe, Jane P.",", ." );

{"Doe","Jane","P"}

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