起動ウィンドウの「判別法」で[線形 横長データ]を選択した場合は、主成分分析の結果が表示されます。次の記号を用います。
• 共変量のn × p 行列をYとします。ここで、nは観測数(オブザベーション数)、pは共変量の個数です。
• Yにおける各列の観測値から列平均を引いて、その差を、列のプールした標準偏差で割ります。結果の行列をYsとします。
レポートには次のものが表示されます。
番号
抽出された主成分に対する通し番号。固有値は「累積寄与率」が少なくとも99.99%になる(つまり、変動の99.99%が説明される)まで抽出されます。
固有値
Ysの共分散行列(Ys′Ys)/(n - p)に対する固有値。これらの固有値は降順に並べられています。
累積寄与率
すべての固有値の合計に対する、固有値の累積合計の割合を、パーセントで表したもの。なお、すべての固有値の合計は、Ys′Ysのランクと等しいです。
特異値
Ysの特異値。特異値も降順に並べられています。