公開日: 09/19/2023

SASインテグレーション関数

As C Expr(x)

説明

式をC言語の形式に変換する。

戻り値

引用符付き文字列

As JavaScript Expr(x)

説明

式をJavaScriptの形式に変換する。

戻り値

引用符付き文字列

As JSON Expr(x)

説明

式をJSON (JavaScript Object Notation) の形式に変換する。

戻り値

引用符付き文字列

As Python Expr(x)

説明

式をPythonの形式に変換する。

戻り値

引用符付き文字列

As SAS Expr(x)

説明

式を、SASのDATAステップで使用できる形式に変換し、文字列で戻す。コードは、PROC DS2のコールでラップする必要があります。リテラルな式を指定する場合には、Expr(...)で、その式を囲んでください。また、式が変数name内に格納されている場合には、NameExpr(name)と指定してください。このように指定しないと、式が評価された後の結果が渡されます。

戻り値

引用符付き文字列

Current Metadata Connection()

説明

アクティブなSASメタデータサーバー接続があれば、それをスクリプト可能なオブジェクトとして取得する。

Current SAS Connection()

説明

アクティブなグローバルSASサーバー接続があれば、それをスクリプト可能なオブジェクトとして取得する。

Get SAS Version Preference()

説明

「環境設定」の「SASインテグレーション」ページで指定されているSASバージョンを引用符付き文字列として戻す。

JMP6 SAS Compatibility Mode(Boolean)

説明

1に設定すると、SASの演算子がJMPバージョン6の機能と互換性のあるモードで機能する。

Meta Connect(<"machine", port>, <"authDomain">, <"username">, <"password">, <named arguments>)

Meta Connect(<Profile("profile name")>, <Password("password")>, <named arguments>)

Meta Connect(<Environment("environment name")>, <named arguments>)

説明

SAS Metadata Serverに接続する。引数が何も指定されていない場合、空の接続ウィンドウが表示されます。一部の引数が指定されている場合、その値が挿入されたウィンドウが表示されます。引数がすべて指定されている場合、接続が確立され、ウィンドウは表示されません。

戻り値

接続に成功したときは1、そうでなければ0

引数

machine

(オプション)コンピュータのDNS名を示す引用符付き文字列。

port

コンピュータ名(machine)を指定した場合は必ず指定する。メタサーバーが待機しているポートを示す引用符付き文字列または整数。

authDomain

(オプション)ログイン情報の認証ドメインを示す引用符付き文字列。ユーザ(username)とパスワード(password)を指定しない場合は不要

username

(オプション)接続に必要なユーザ名を示す引用符付き文字列。

password

(オプション)接続のためのパスワードを示す引用符付き文字列。

オプションの名前付き引数

Profile("profile_name")

メタデータサーバー接続プロファイルの名前を示す引用符付き文字列。ここから接続情報が取得されます。

Environment("environment_name")

WIP環境の名前を示す引用符付き文字列。ここから接続情報が取得されます。

Password("password")

指定されたプロファイル名のパスワードを示す引用符付き文字列

CheckPreferenceOnly(0|1)

これが指定されている場合、Meta Connectは、JMP環境設定の「SASインテグレーション」ページの[SAS Metadata Serverに接続する]オプションの状態を戻す。このオプションがオンの場合、Meta Connectは1を戻し、オフの場合は0を戻します。

Repository(string)

接続先のリポジトリの名前を示す引用符付き文字列を引数にとる。

ProfileLookup(0|1)

プロファイル名ではなくコンピュータ名(machine)とポート名(port)が指定され、かつProfileLookupが指定されている場合、指定されたmachineとportを使用しているメタデータサーバー接続プロファイルを探そうとする。そのようなプロファイルが見つかった場合は、そこからその他の接続情報(認証ドメイン、ユーザ名、パスワードなど)が取得されます。

Prompt(Always|Never|IfNeeded)

(オプション)接続しようとするたびにプロンプトを表示させる場合はAlways、プロンプトを表示せずに失敗させる場合はNever、与えられた引数での接続に失敗したときにプロンプトを表示させる場合はIfNeeded(デフォルト)のキーワードをとる。

SASVersion("<version number>" <,Strict>)

メタデータサーバ接続の確立前に、「環境設定」で指定されているSASバージョンを、version_number引数で指定した値に変更しようと試みる。SASバージョン番号が、引数に指定したものとは異なる番号にすでに固定されている場合、SASVersion引数の指定は失敗となります。デフォルトでは、SASバージョンを設定できない場合も、メタデータサーバー接続の確立が試行されますが、第2引数としてStrictを指定すると、SASバージョンを変更できない事態がエラーとみなされ、JSLの処理はその時点で停止します。Strictを指定しない場合、SASVersion引数はヒントとして扱われ、可能な場合は環境設定のバージョン番号が設定されます。バージョン番号を設定できない場合でも、接続は試行されます。引数を指定する順序によって、結果が異なる場合があります。SASバージョンの変更は、SASVersion引数が指定された直後に試行されます。このため、他の引数、特にMetaConnectの効力に影響が及ぶ場合があります。SASVersionの有効な値は“9.4”のみです。メモ: SASVersion引数の使用は、[SASインテグレーション]の環境設定でSASサーバーバージョンを変更するのと同じ働きをします。

メモ

引数が指定されておらず、プロファイルが保存されていない場合は、「SAS Metadata Serverに接続する」ウィンドウが表示されます。

物理ワークスペースサーバーに接続する場合は、メタデータサーバーに接続しないため、メタデータセキュリティは適用されません。SAS Metadata Serverに接続してから、論理ワークスペースサーバーに接続すれば、そうすれば、アクセス対象であるメタデータ定義のライブラリに対してメタデータ用のセキュリティが実施されます。

Meta Create Profile("profile", <named arguments>)

説明

メタデータサーバー接続プロファイルを作成し、それを既存のプロファイルの一覧に保存する。

戻り値

プロファイル(profile)が正常に作成されたときは1、そうでなければ0

引数

profile

作成されたプロファイルの名前を示す引用符付き文字列。指定した名前のプロファイルがすでに存在する場合、Replaceが指定されていない限り、MetaCreateProfileは失敗します。

オプションの名前付き引数

HostName("name")

このプロファイルの接続先のホストコンピュータ名を示す引用符付き文字列。接続したいSAS Metadata Serverが実行されているコンピュータの名前を指定してください。

Port(n)

SAS Metadata Serverが接続のためにリスンするポート番号(n

AuthenticationDomain("domain") | AuthDomain("domain")

接続に使用する認証ドメインを設定する引用符付き文字列

Description("desc") | Desc("desc")

このプロファイルの説明を設定する引用符付き文字列

Password("password")

このプロファイルに保存するためのパスワードを示す引用符付き文字列

Replace(0|1)

名前(name)がすでに存在するプロファイルと一致した場合、既存のプロファイルを指定したプロファイルで置き換えるには、Replaceが指定されていなければならない。デフォルト値は0(偽)。

UserName("username")

このプロファイルでSAS Metadata Serverに接続するときのユーザ名を示す引用符付き文字列

UseSingleSignOn(0|1)

これを指定した場合、このプロファイルは、シングルサインオン(現在は、統合Windows認証とも呼ばれている)を使用してSAS Metadata Serverに接続しようとする。このオプションは、SAS 9.4のMetadata Serverへの接続にのみ有効です。UseSingleSignOnを真(1)に指定した場合、UserNamePasswordは指定できません。デフォルト値は0(偽)。

Meta Delete Profile("name")

説明

現在、保存されているプロファイルの一覧から、指定されたメタデータサーバー接続プロファイルを削除する。

戻り値

プロファイルが正常に削除されたときは1、そうでなければ0

引数

name

削除するプロファイルの名前を示す引用符付き文字列。

Meta Disconnect()

説明

現在SAS Metadata Serverへの接続があれば、それを切断する。

戻り値

なし

Meta Get Environments()

説明

SAS環境定義ファイルで定義されているSAS環境のリストを戻す。SAS環境定義ファイルは、環境設定の「SAS環境」で設定されています。

Meta Get Repositories()

説明

現在のSAS Metadata Serverへの接続で使用できるリポジトリのリストを取得する。

戻り値

引用符付き文字列で示したリポジトリのリスト

Meta Get Servers()

説明

現在のセッションの接続先SAS Metadata Repositoryに登録されているSASサーバーのリストを取得する。

戻り値

引用符付き文字列で示したサーバー名のリスト

Meta Get Stored Process("path")

説明

現在接続しているSAS Metadata Repositoryからストアドプロセスオブジェクトを取得する。

戻り値

スクリプト可能なストアドプロセスオブジェクト

引数

path

メタデータ内のストアドプロセスのパスを示す引用符付き文字列。

Meta Is Connected()

説明

SAS Metadata Serverへの接続が現在存在するかどうかを特定する。

戻り値

接続が存在すれば1、そうでなければ0

引数

なし

Meta Set Repository("repositoryName")

説明

メタデータの検索に使用するSAS Metadata Repositoryを設定する。

戻り値

設定に成功したときは1、そうでなければ0

引数

repositoryName

現在のリポジトリに設定したいリポジトリの名前を示す引用符付き文字列。

SAS Assign Lib Refs("libref", "path", <"engine">, <"engine options">)

説明

アクティブなグローバルSASサーバー接続上において、SASライブラリ参照を割り当てる。

戻り値

成功したときは1、そうでなければ0

引数

libref

割り当てるライブラリの参照名(最大8文字)を示す引用符付き文字列。

path

SASサーバー上の、割り当てられるライブラリへの完全パスを示す引用符付き文字列。

engine

(オプション)SASサーバーがこのライブラリのメンバにアクセスする際に使用するエンジンを示す引用符付き文字列。

engine options

(オプション)使用するエンジンに必要なオプションを示す引用符付き文字列。

SAS Connect(<"machine_name">, <"port">, <named_arguments>)

説明

ローカル、リモート、または論理SASサーバーに接続する。

戻り値

スクリプト可能なSASサーバーオブジェクト

引数

machine_name

(オプション)物理コンピュータ名、またはメタデータ定義された(論理)サーバー名を示す引用符付き文字列。物理コンピュータ名の場合はポートも指定する必要があります。サーバー名の場合はポートは指定できませんnameportのどちらも指定されず、JMPがWindows上で実行されている場合は、ローカルコンピュータ上のSASへの(COMを介した)接続が試みられ、すべての名前付き引数が無視されます。

port

(オプション)引用符付き文字列または整数。nameが物理コンピュータ名の場合、これがそのコンピュータ上で接続に使用されるポートとなります。nameがメタデータ定義された(論理)サーバーの場合、portは指定できません。

オプションの名前付き引数

UserName("name")

接続に必要なユーザ名を示す引用符付き文字列

Password("password")

(オプション)接続のためのパスワードを示す引用符付き文字列

ReplaceGlobalConnection(0|1)

ブール値。デフォルト値は1(真)。このオプションが真で、SASサーバー接続が正常に行われた場合、アクティブな接続がこの新たな接続に置き換わり、グローバルなSAS接続に関するJSL関数を実行した場合、この接続が使われるようになります。このオプションが偽の場合、現在のグローバルなSAS接続は変更されません。その場合、新しく接続したサーバー接続を用いるには、接続した時に戻されたSASサーバーオブジェクトにメッセージを送る必要があります。

ShowDialog(0|1)

ブール値。デフォルト値は0(偽)。この値が真の場合、(ReplaceGlobalConnection以外の)他の引数は無視され、「SASサーバー接続」ウィンドウが表示されます。JSLプログラマは、このオプションを用いて、「SASサーバー接続」ウィンドウを開かせることができます。

Prompt(Always|Never|IfNeeded)

キーワード。Alwaysでは、接続を試みる前に常にプロンプトを表示します。Neverでは、接続の試みに失敗した場合でもプロンプトを表示しません(失敗しても、ただ単にログにエラーメッセージが送られるだけ)。IfNeeded(デフォルト値)では、与えられた引数で接続に失敗した場合(または与えられた認証情報では接続できない場合)にプロンプトを表示します。

ConnectLibraries(0|1)

ブール値。「環境設定」の「SASインテグレーション」ページの[メタデータで定義されたSASライブラリに自動的に接続する]の設定がデフォルト値です。真(1)の場合、SASサーバーへの接続時に、メタデータで定義されたすべてのライブラリに接続します(処理に時間がかかる場合があります)。偽(0)の場合、メタデータ定義のライブラリは接続されません。特定のライブラリに後から接続するには、SAS Connect Librefグローバル関数またはSASサーバーオブジェクトのConnect Librefメッセージを使用します。

SASVersion("<version number>" <,Strict>)

メタデータサーバ接続の確立前に、「環境設定」で指定されているSASバージョンを、version_number引数で指定した値に変更しようと試みる。SASバージョン番号が、引数に指定したものとは異なる番号にすでに固定されている場合、SASVersion引数の指定は失敗となります。デフォルトでは、SASバージョンを設定できない場合も、メタデータサーバー接続の確立が試行されますが、第2引数としてStrictを指定すると、SASバージョンを変更できない事態がエラーとみなされ、JSLの処理はその時点で停止します。Strict引数を指定しない場合は、SASVersion引数はヒントとして扱われ、可能な場合は環境設定のバージョン番号が設定されます。設定できない場合も、接続は試行されます。引数を指定する順序によって、結果が異なる場合があります。

SASバージョンの変更は、SASVersion引数が指定された直後に試行されます。

このため、他の引数、特にMetaConnectの効力に影響が及ぶ場合があります。SASVersionの有効な値は“9.4”のみです。メモ: SASVersion引数の使用は、[SASインテグレーション]の環境設定でSASサーバーバージョンを変更するのと同じ働きをします。

// ログイン情報を求めるプロンプト
Meta Connect( "dev.company.com", 28561 );
 
sas = SAS Connect( "SASApp" );
 
// ライブラリと指定したデータセットの情報をJMPログに出力
Show( sas << Get Librefs() );
Show( sas << Get Data Sets( "Chocolate Enterprises 2017" ));
 
sas << Import Data( "Chocolate Enterprises 2017", "Products" );
 
/* 上の行により、次のようなテキストがJMPログに出力された後、データセットを読み込む: */
sas << Get Librefs:{"BOOKS", "CHOCOENT", "EGSAMP", "TEST", "TST92", "MAPS", "SASDATA", "SASHELP", "SASUSER", "SGFDATA", "TEMPDATA", "V6LIB", "WORK"}
sas << Get Data Sets("Chocolate Enterprises 2008"):{"CHOC_DATA", "CHOC_SURVEY", "CUSTOMERS", "ORDER_DETAIL", "PRODUCTS", "SALES_ANALYSIS", "SALES_SUMMARY"}

Get Librefsは、長い論理名ではなく短いライブラリ名を戻します。どちらを使った場合でも、メタデータ定義ライブラリにメタデータセキュリティが適用されます。

SAS Connect Lib Refs(libref)

説明

アクティブなSASサーバー接続上において、SASライブラリ参照名に接続する。

戻り値

成功した場合は1、そうでなければ0

SAS Deassign Lib Refs("libref")

説明

アクティブなグローバルSASサーバー接続上において、SASライブラリ参照を解除する。

戻り値

成功したときは1、そうでなければ0

引数

libref

解除するライブラリの参照名を示した引用符付き文字列。

SAS Disconnect()

説明

アクティブなグローバルSASサーバー接続があれば、それを切断する。

戻り値

SAS接続が確立されていて正常に切断できたときは1、そうでなければ0

引数

なし

SAS Export Data(dt, "library", "dataset", <named_arguments>)

説明

JMPデータテーブルを、アクティブなグローバルSASサーバー接続のライブラリ内のSASデータセットに書き出す。

戻り値

データテーブルが正常に書き出されたときは1、そうでなければ0

引数

dt

データテーブルまたはデータテーブルへの参照。

"library"

データテーブルの書き出し先ライブラリ。

"dataset"

新しいSASデータセットの名前。

オプションの名前付き引数

Columns(list)|Columns(col1, col2, ...)

列のリスト、またはカンマで区切った列のリスト

Password("password")

書き出されたSASデータセットのREAD、WRITE、およびALTERのパスワードとする引用符付き文字列。書き出されたデータセットがALTER用パスワードを使って現在のデータセットを上書きする場合、このALTER用パスワードが使用されます。Passwordを指定した場合、ReadPassword、WritePassword、およびAlterPasswordの値は無視されます。

ReadPassword("password")

書き出されたSASデータセットのREAD用パスワードとする引用符付き文字列。

WritePassword("password")

書き出されたSASデータセットのWRITE用パスワードとする引用符付き文字列。

AlterPassword("password")

書き出されたSASデータセットのALTER用パスワードとする引用符付き文字列。書き出されたデータセットがALTER用パスワードを使って現在のデータセットを上書きする場合、このALTER用パスワードが使用されます。

PreserveSASColumnNames(0|1)

ブール値。これが1(真)で、かつ、JMPデータテーブルが元々SASデータセットであった場合、書き出されたSASデータセットにおいて、元のSASデータセットにおける列名が使用されます。デフォルト値は0(偽)。

PreserveSASFormats(0|1)

ブール値。これが1(真)で、かつ、JMPデータテーブルが元々SASデータセットであった場合、書き出されたSASデータセットにおいて、元のSASデータセットにおけるフォーマットが使用されます。デフォルト値は1(真)。

ReplaceExisting(0|1)

ブール値。1(真)の場合、指定のライブラリ内の指定された名前の既存のSASデータセットが、書き出されたSASデータセットに置き換わります。0(偽)の場合、指定のライブラリ内に指定された名前のデータセットがすでにあれば、書き出しは中止されます。デフォルト値は0(偽)。

SaveJMPMetadata(0|1)

SAS 9.4拡張属性にJMPメタデータ(テーブルスクリプトと列のプロパティなど)を保存する。デフォルト値は0(偽)。

HonorExcludedRows(0|1)

ブール値。1(真)の場合、JMPデータテーブルで除外されている行は書き出されません。デフォルト値は0(偽)。

メモ

書き出しに関する情報はログに送られます。

SAS Get Data Sets("libref")

説明

SASライブラリ内にあるデータセットのリストを戻す。

戻り値

引用符付き文字列のリスト

引数

libref

SASライブラリ参照名または表示ライブラリ名を示す引用符付き文字列。引数で指定されたライブラリ内にあるSASデータセットの名前が、リストで戻されます。

SAS Get File("source", "dest", "encoding")

説明

アクティブなグローバルSASサーバー接続からファイルを取得する。JMPは、FILENAMEステートメント(指定されている場合はエンコーディングを含む)を生成し、そのステートメントを使ってSASサーバー上のファイルを読み取ります。

戻り値

成功したときは1、そうでなければ0

引数

source

クライアントコンピュータにダウンロードするサーバー上のファイルの完全パスを示した引用符付き文字列。

dest

サーバーからダウンロードしたファイルのコピーを格納するクライアントコンピュータ上の場所の完全パスを示した引用符付き文字列。

encoding

ファイルで使用されているエンコーディングを示す引用符付き文字列("utf-8"など)。サーバーでサポートされているエンコーディングを指定する必要があります。

SAS Get File Names("fileref")

説明

アクティブなグローバルSASサーバー接続から、与えられたファイル参照にあるファイル名のリストを取得する。

戻り値

引用符付き文字列のリスト

引数

fileref

ファイル参照名を示した引用符付き文字列。指定されたファイル参照の配下にあるファイルの名前が取得されます。

SAS Get File Names In Path("path")

説明

アクティブなグローバルSASサーバー接続から、与えられたパスにあるファイル名のリストを取得する。

戻り値

引用符付き文字列のリスト

引数

path

ファイル名を取得するサーバー上のディレクトリパスを示した引用符付き文字列。

SAS Get File Refs()

説明

アクティブなグローバルSASサーバー接続から、現在定義されているSASファイル参照のリストを取得する。

戻り値

戻り値のリストは、2つのリストで構成されています。最初のリストは、ファイル参照名を、引用符付き文字列で含んでいます。2番目は、物理的なパス名に対応する文字列のリストです。

SAS Get Lib Refs(<named arguments>)

説明

現在のグローバルSASサーバー接続から、現在定義されているSASライブラリ参照のリストを戻す。

戻り値

引用符付き文字列のリスト

名前付き引数

Friendly Names(0|1)

(オプション)ブール値。1(真)の場合、表示名を持つライブラリ(メタデータ定義のライブラリ)に関しては、8文字のライブラリ参照名ではなく、表示名が戻される。

SAS Get Log()

説明

現在のグローバルなSASサーバー接続から、SASログを取得する。

戻り値

引用符付き文字列

SAS Get Output()

説明

SASアウトプットを戻す。このアウトプットは、現在のグローバルなSASサーバー接続へ最後に送信したSASコードの結果です。

戻り値

引用符付き文字列

SAS Get Results()

説明

前回のSASサブミットの結果をスクリプト可能なオブジェクトとして取得する。これにより、結果を柔軟に処理できるようになります。

戻り値

スクリプト可能なSAS実行結果オブジェクト

SAS Get Var Names(string, <"dataset">, <password("password")>)

説明

このSASサーバー接続から、指定のデータセットに含まれている変数の変数名を取得する。

戻り値

引用符付き文字列のリスト

引数

string

以下のいずれかを示す引用符付き文字列。

読み込むSASデータセットを示すSASライブラリの名前。この場合、datasetの名前引数が必要です。

読み込むSASデータセットの完全メンバ名。"ライブラリ名.メンバ名"で指定します。

読み込む論理SASデータテーブルへのSAS Foldersツリーのパス。このオプションを使用するには、SAS 9.4のMetadata Serverへの接続が必要です。

dataset

(オプション)変数名を取得するデータセットの名前を示す引用符付き文字列。

password("password")

(オプション)データセットの読み取り用パスワードを示す引用符付き文字列。このオプションを指定しない場合、読み取り用パスワードが設定されたデータセットを開こうとすると、パスワードの入力を促すダイアログが表示されます。

SAS Import Data(string, <"dataset">, <named arguments>)

説明

アクティブなグローバルSASサーバー接続から、JMPデータテーブルにSASデータセットを読み込む。

戻り値

JMPデータテーブルオブジェクト

引数

string

以下のいずれかを示す引用符付き文字列。

読み込むSASデータセットを示すSASライブラリの名前。この場合、"dataset"の名前引数が必要です。名前には、表示名を持つメタデータライブラリ名、または8文字のSASライブラリ名が使えます。

読み込むSASデータセットの完全メンバ名。"ライブラリ名.メンバ名"で指定します。

読み込む論理SASデータテーブルへのSAS Foldersツリーのパス。このオプションを使用するには、SAS 9.4のMetadata Serverへの接続が必要です。

dataset

(オプション)データセットの名前を示す引用符付き文字列。

オプションの名前付き引数

Columns("list")|Columns(col1, col2, ...)

読み込みに含める列の名前を示す引用符付き文字列リストまたは複数の文字列。

ConvertCustomFormats(0|1)

デフォルト値は1(真)。この値が真で、かつ読み込まれるSASデータセット内にユーザ定義のフォーマットが検出された場合、それらのフォーマットをJMPの値ラベルに変換する試みが行われます。

Invisible(0|1)

デフォルト値は0(偽)。1(真)の場合は、JMPデータテーブルが非表示となります。データテーブルは、「JMPホームウィンドウ」と[ウィンドウ]メニューにのみ表示されます。なお、非表示のデータテーブルは、明示的に閉じるまでメモリ内にとどまるため、不要になったものは閉じるよう注意してください。非表示のテーブルを明示的に閉じるには、Close(dt)を実行します。ここで、dtは、SASImportData関数から戻されたデータテーブル参照の変数です。

Where("filter")

Where("salary<50000")のように、データの読み込みに使用するフィルタを示す引用符付き文字列。

Password("password")

データセットの読み取り用パスワードを示す引用符付き文字列。このオプションを指定しない場合、読み取り用パスワードが設定されたデータセットを開こうとすると、パスワードの入力を促すダイアログが表示されます。

UseLabelsForVarNames(0|1)

1(真)の場合、SASデータセットのラベルを、JMPデータテーブルの列名にします。0(偽)の場合、SASデータセットの変数名を列名とします。デフォルト値は0(偽)。

RestoreJMPMetadata(0|1)

SAS 9.4拡張属性にJMPメタデータを保存する。デフォルト値は0(偽)。

Sample(named arguments)

(オプション)名前付き。SASデータセットから、無作為抽出して、JMPデータテーブルに読み込みます。WhereとSampleの両方を指定した場合は、まずWhere節によって一部分を抽出してから、Sampleで指定された方法で無作為抽出されます。Sampleを指定した場合、SASサーバーにおいて、PROC SURVEYSELECTが実行されます。このプロシジャを実行するには、SASサーバーにおいて、SAS/STATパッケージのライセンスがあり、インストールされていなければなりません。無作為抽出に関しては、SASが提供しているドキュメントのPROC SURVEYSELECTに関する章を参照してください。デフォルト(引数が指定されない場合)では、抽出率が5%の単純無作為抽出が行われます。使用できる引数は、次のとおりです(すべてオプション)。

Simple | Unrestricted: Simpleを指定した場合、不重複抽出(非復元抽出)が行われる。Unrestrictedを指定した場合、重複抽出(復元抽出)が行われます。これら2つのオプションは、お互いに排他的で、どちらか一方しか指定できません。

SampleSize(int) | N(int): 標本の合計行数。層化抽出の場合は層ごとの行数。

SampleRate(number) | Rate(number) | Percent(number): 標本抽出率を指定する.層化抽出の場合、標本抽出率は各層に適用されます。値はパーセンテージで指定します。SampleRate(3.5)は、標本抽出率3.5%を意味します。

Strata({col1, col2, ...}) | Strata(col1, col2, ...): 層別変数として指定された列名で、層化無作為抽出を実行する。

NMin(int): (全体の、または層化した標本の層ごとの)標本の最小行数。標本抽出率を指定した場合にのみ適用されます。

NMax(int): (全体の、または層化した標本の層ごとの)標本の最大行数。標本抽出率を指定した場合にのみ適用されます。

Seed(int): 標本のシード値として使用する数値。プログラムを実行した際に同じ標本が抽出されるようにしたい場合に便利です。デフォルトでは、シードは日時に基づいた乱数です。PROC SURVEYSELECTのドキュメントを参照してください。

OutputHits(0|1): ブール値。デフォルト値は0(偽)。Unrestrictedを指定して重複抽出(復元抽出)を行う際、デフォルトでは、2回以上抽出された行は、結果のJMPデータテーブルにおいて1行しかなく、NumberHits列に、その行の抽出回数が示されます。OutputHitsを1(真)に設定すると、複数回、抽出された行は、結果のJMPデータテーブルにおいて複数行で示されます。

SelectAll(0|1): ブール値。デフォルト値は1(真)。SelectAllを1(真)に設定すると、層の標本サイズが層内の行数を超えた場合にその層の行すべてが抽出されます。SelectAllを0(偽)に設定すると、層の標本サイズが層内の行数を超えた場合には、エラーが出力されます。SelectAllは、抽出法としてSimpleを指定した場合にのみ適用されます。

SQLTableVariable(0|1)

このオプションが1(真)の場合、結果のJMPデータテーブルに、SQL文を含んだテーブル変数が作成されます。このSQL文は、データを取得するためにSASに送信されたものです。0(偽)の場合、SQL文のテーブル変数は作成されません。デフォルト値は1(真)。なお、読み取り用パスワードが必要なデータセットに対しては、作成されたSQL文において、パスワードは隠された状態になります。

SAS Import Query("sqlquery", <named arguments>)

説明

要求されたSQLクエリーを現在のグローバルなSASサーバー接続で実行し、その結果をJMPデータテーブルに読み込む。

戻り値

JMPデータテーブルオブジェクト

引数

sqlquery

SQLクエリーを示した引用符付き文字列。このSQLクエリーが実行され、その結果が読み込まれます。

オプションの名前付き引数

ConvertCustomFormats(0|1)

デフォルト値は1(真)。この値が真で、かつ読み込まれるSASデータセット内にユーザ定義のフォーマットが検出された場合、それらのフォーマットをJMPの値ラベルに変換する試みが行われます。

Invisible(0|1)

デフォルト値は0(偽)。1(真)の場合は、JMPデータテーブルが非表示となります。データテーブルは、「JMPホームウィンドウ」と[ウィンドウ]メニューにのみ表示されます。なお、非表示のデータテーブルは、明示的に閉じるまでメモリ内にとどまるため、不要になったものは閉じるよう注意してください。非表示のテーブルを明示的に閉じるには、Close(dt)を実行します。ここで、dtSASImportData関数から戻されたデータテーブル参照の変数です。

UseLabelsForVarNames(0|1)

デフォルト値は、1(真)。1(真)の場合、SASデータセットのラベルを、JMPデータテーブルの列名にします。0(偽)の場合、SASデータセットの変数名を列名とします。

RestoreJMPMetadata(0|1)

JMPメタデータの保存時にSAS 9.4拡張属性を含めます。デフォルト値は0(偽)。

SQLTableVariable(0|1)

デフォルト値は、1(真)。このオプションが1(真)の場合、結果のJMPデータテーブルに、SQL文を含んだテーブル変数が作成されます。このSQL文は、データを取得するためにSASに送信されたものです。0(偽)の場合、SQL文のテーブル変数は作成されません。なお、読み取り用パスワードが必要なデータセットに対しては、作成されたSQL文において、パスワードは隠された状態になります。

SAS Is Connected()

説明

アクティブなグローバルSASサーバー接続があるかどうかを調べる。

戻り値

アクティブなグローバルSAS接続があるときは1、そうでなければ0

SAS Is Local Server Available()

説明

ローカルのSASサーバーが使用可能な場合は1(真)を戻し、そうでない場合は0(偽)を戻す。

SAS Load Text File("path")

説明

このSASサーバー接続から、パス(path)で指定されたファイルをダウンロードし、その内容を引用符付き文字列で取得する。

戻り値

引用符付き文字列

引数

"path"

ダウンロードし、内容を文字列で取得するファイルの、サーバー上の完全パスを示した引用符付き文字列。

SAS Name("name")

SAS Name({list of names})

説明

JMP変数名をSAS変数名に変換する。その際、特殊文字と空白を下線に変更するなどのさまざまな変換を行って有効なSAS名を生成します。

戻り値

スペースで区切った1つまたは複数の有効なSAS名を含む引用符付き文字列

引数

"name"

JMP変数名を示す引用符付き文字列、または引用符付きJMP変数名のリスト。

SAS Open For Var Names("path")

説明

変数名の取得だけを目的としてSASデータセットを開き、変数名を引用符付き文字列のリストで戻す。

戻り値

ファイル内の変数名のリスト

引数

path

SASデータセットのパス名を示す引用符付き文字列。

SAS Send File("source", "dest", "encoding")

説明

クライアントコンピュータから、アクティブなグローバルSASサーバー接続へファイルを送信する。JMP は、FILENAMEステートメント(指定されている場合はエンコーディングを含む)を生成し、
そのステートメントを使ってSASサーバー上のファイルを読み取ります。

戻り値

成功したときは1、そうでなければ0

引数

source

サーバーにアップロードするクライアントコンピュータ上のファイルの完全パスを示した引用符付き文字列。

dest

クライアントコンピュータからアップロードしたファイルをサーバー上のどの場所に格納するかを完全パスで指定する引用符付き文字列。

encoding

ファイルで使用されているエンコーディングを示す引用符付き文字列("utf-8"など)。サーバーでサポートされているエンコーディングを指定する必要があります。

SAS Submit("sasCode", <named arguments>)

説明

アクティブなグローバルSASサーバー接続に、SASコードをサブミットする。

戻り値

成功したときは1、そうでなければ0

引数

sasCode

サブミットするSASコードを示す引用符付き文字列。

オプションの名前付き引数

Async(0|1)

ブール値。1(真)を指定した場合、非同期でバックグラウンドで、サブミットが行われます。サブミットの状態を判断するには、SAS Serverスクリプト可能オブジェクトに、Get Submit Status()メッセージを送ります。デフォルト値は0(偽)。

ConvertCustomFormats(0|1)

ブール値。サブミットが完了し、サブミットされたSASコードによって生成されたSASデータセットがJMPに読み込まれた際(Open Output Datasetsを参照)、SASデータセットの列にあるユーザ定義のフォーマットをJMPの値ラベルに変換する試みを行うかどうかを指定します。デフォルト値は、1(真)。

DeclareMacros(var1, var2, ...)

JSL変数の名前。ここで指定されたJSL変数の値が、マクロ変数として、SASに渡されます。指定する各JSL変数は、引用符付き文字列または数値を含むものでなければなりません。完全修飾されたJSL変数名は、変数名だけがSASに送られます。たとえば、namespace:variable_nameというJSL変数名は、variable_nameというSAS変数名になります。

GetSASLog(<Boolean|OnError>, <JMPLog|Window>)

ブール値。引数が指定されていない場合、SASログは、SASインテグレーションの環境設定で指定されている場所に取得および表示されます。GetSASLogの第1引数は、ブール値またはキーワードOnErrorをとります。ブール値を指定した場合、1(真)はSASログを表示し、0(偽)はSASログを表示しません。OnErrorを指定した場合、サブミットでエラーが生じた場合にのみSASログが表示されます。GetSASLogの第2引数は、SASログの表示場所を指定します。JMPLogを指定した場合、SASログはJMPログに追加されます。Windowを指定した場合、SASログは個別のウィンドウに表示されます。

GraphicsDevice(string) or GDevice(string)

サブミットされたSASコードによって生成されるグラフィックで、どのGDEVICE SASオプションを使用するかを値で指定する引用符付き文字列。値は、有効なSASグラフィックデバイスでなければなりません。デフォルト値は、環境設定で指定されている設定です。

Interactive(0|1)

JMPは、生成されたラッパーコードにQUITステートメントを含めます。インタラクティブなプロシジャは、JMPがODSラッパーを生成している場合でも機能します。サブミットのたびに、インタラクティブシーケンスの一部である引数を指定します。指定しない場合、コードの先頭と末尾にQUITがつきます。

NoOutputWindow

ブール値。1(真)の場合、SASの出力を表示する「SASアウトプット」ウィンドウが表示されません。デフォルト値は0(偽)。

ODS(0|1)

1(真)の場合、ODS結果を生成するための追加のSASコードが実行され、元のSASコードの結果が、ODS結果として表示されます。デフォルト値は、環境設定で指定されている設定です。

ODSFormat(string)

生成されたODS結果のフォーマットを指定する引用符付き文字列。有効な値は"HTML"、"RTF"、および"PDF"です。デフォルト値は、環境設定で指定されている設定です。

ODSGraphics(0|1)

1(真)の場合、サブミットされたSASコードのODS統計グラフィックが生成される。ODSGraphicsを真に設定すると、ODSも真に設定されます。デフォルト値は、環境設定で指定されている設定です。

ODSStyle(string)

ODS結果の生成時にどのODSスタイルを使用するかを指定する引用符付き文字列。文字列(string)は有効なSASスタイルでなければなりません。デフォルト値は、環境設定で指定されている設定です。

ODSStyleSheet(path)

生成されたODS結果のフォーマット時にローカルのどのCSSスタイルシートを使用するかを指定する引用符付き文字列。Pathは、(JMPを実行している)クライアントコンピュータにおいて有効な、CSSファイルのパス名を示すものでなければなりません。デフォルト値は、環境設定で指定されている設定です。

OnSubmitComplete(script)

サブミットの完了時に実行するJSLスクリプトを指定する引用符付き文字列。これは非同期のサブミットに特に便利です。スクリプトが定義済みのJSL関数の名前である場合は、SAS Serverスクリプト可能オブジェクトを第1引数として、その関数が実行されます。

OpenODSResults(0|1)

1(真)の場合、サブミットが完了した後、サブミットされたSASコードによって生成されたODS結果が自動的に開く。デフォルト値は1(真)。

OpenOutputDatasets(<All|None|dataset1, dataset2, ...>)

サブミットされたSASコードによって新しいSASデータセットが作成された場合、JMPによって検知されます。OpenOutputDatasets(略称のOutDataも使用可)は、SASサブミットが完了した後、それらのデータセットをどのように扱うかを決定します。Allを指定した場合、SASコードによって生成されたすべてのデータセットは、SASサブミットの完了後、JMPに読み込まれます。Noneを指定した場合、生成されたデータセットはどれも読み込まれません。特定のデータセットだけが読み込まれるようにするには、それらのデータセット名を指定します。デフォルト値は、環境設定で指定されている設定です。

Title(string)

ウィンドウタイトルを示す引用符付き文字列。指定された文字列は、サブミットしたODSの結果を表示するウィンドウのタイトルに使用される。

SAS Submit File("filename", <named arguments>)

説明

アクティブなグローバルSASサーバー接続で、ファイルに含まれたSASコードをサブミットする。

戻り値

成功したときは1、そうでなければ0

引数

filename

送信するSASコードを含むファイルの名前を示す引用符付き文字列。

名前付き引数

SAS Submitと同様。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).