「修理可能システムのシミュレーション」プラットフォームの図形ツールバーには、部品(component; 要素)を表すブロック図形が用意されています。これらのブロック図形をダイヤグラムに追加するには、ブロック図形のアイコンをクリックした後、ダイヤグラム上にドラッグします。ブロック図形として、以下のものが用意されています。
基本ブロック図形を追加します。このブロック図形は、1つの部品を表します。
直列ブロック図形(直列に接続した同一部品のグループ)を追加します。ブロック内のすべての部品が故障していないときに限り、このブロックは使用できる状態です。
並列ブロック図形(並列に接続した同一部品のグループ)を追加します。ブロック内の少なくとも1つの部品が故障していなければ、このブロックは使用できる状態です。
K-out-of-Nブロック図形(並列に接続したn個の同一部品のグループ)を追加します。ブロック内のn個の部品のうちk個が故障していなければ、このブロックは使用できる状態です。
スタンバイブロック図形(並列に接続した同一のn個の部品のグループ)を追加します。このブロックでは、ブロック内のk個の部品のみが稼動します。残りの稼動していない部品はスタンバイの状態になっており、稼動しているk個の部品のいずれかが故障した場合に、代わりに稼動します。ブロック内で使用できて、かつ、稼動している部品が少なくともk個あれば、このブロックは使用できる状態です。
ストレス共有ブロック図形を追加します。このブロックは、並列に接続された同一のn個の部品です。各部品は一度に1つずつ故障します。そして、稼動している部品の個数が少なくなると、より短い間隔で故障するようになります。少なくとも1つの部品が使用できる状態で、かつ、それらの使用できる部品にストレスを割り当てることが成功したなら、このブロックは使用できる状態です。
合流点ブロック図形(合流点を示すブロック図形の組み合わせ)を追加します。合流点に繋がれているブロック図形のうち、少なくとも指定した個数のものが故障していなければ、このブロックは使用できる状態です。
ブロック図形に使用できる設定の詳細については、「設定」パネルを参照してください。