加速寿命試験の因子の分布と、モデルパラメータの事前推定値を指定します。
図23.5 事前分布の設定
分布の選択
寿命の分布として、対数正規分布またはWeibull分布を選びます。「加速寿命試験計画」プラットフォームの統計的詳細を参照してください。
事前平均
加速寿命モデルにおけるパラメータの事前分布の平均を入力します。ここで設定される値は、Bayes流モデルにおける事前分布のハイパーパラメータ値です。「事前平均」の値には、事前の知識に基づいて、現段階で想定される最も適切な値、もしくは以前の実験から得られた推定値を指定します。
切片を指定
切片を含むモデルのパラメータ値を入力します。
分位点を指定
与えられた時間および加速因子の値における故障確率を入力します。この情報に基づいて切片が計算されます。
事前分布のばらつきを指定
このオプションを選択すると、加速寿命モデルにおけるパラメータの事前分布の標準誤差と相関を入力することができます。これらの標準誤差は、パラメータの不確定性を反映しています。
メモ: 事前分布のばらつきを指定しない場合、事前平均の値を真のパラメータ値とみなして計画が作成されます。この計画は、指定した事前平均パラメータが真の値に一致している場合には、最適計画になります。しかし、この計画は、指定したパラメータ推定値が真の値から離れていることに関して、頑健(ロバスト)ではありません。事前推定値が不明な場合は、[事前分布のばらつきを指定]を使ってパラメータ値の不確定性を反映させてください。