Tab Page Box()は、ページのタイトル(title)と内容(contents)を1つのディスプレイボックスにまとめます。Tab Page Box()をTab Box()の中に入れると、複数のタブページを含んだタブ付きウィンドウが表示されます。Tab BoxとTab Page Boxを参照してください。
以前のバージョンのJMPでは、V List Box()などによって、各タブの内容を指定していました。次のスクリプトを見てみましょう。
win = New Window( "Tab Box",
tb = Tab Box(
"1ページ", // タブの名前
V List Box( // タブの内容
Text Box( "1ページの1行目" ),
Text Box( "1ページの2行目" )
),
"2ページ", // タブの名前
V List Box( // タブの内容
Text Box( "2ページの1行目" ),
Text Box( "2ページの2行目" )
),
)
);
現在のJMPでプログラミングする場合には、Tab Box()の中に、各タブを表すTab Page Box()を含めるようにしてください。先ほどの例は、次のように書き換えられます。
win = New Window( "Tab Box",
tb = Tab Box(
Tab Page Box( // タブの内容
Title( "タブボックスの1ページ" ), // タブの名前
Text Box( "1ページの1行目" ),
Text Box( "1ページの2行目" )
),
Tab Page Box( // タブの内容
Title( "2ページ"), // タブの名前
Text Box( "2ページの1行目" ),
Text Box( "2ページの2行目" )
)
)
);
メモ: Tab Page Box()はタイトルをTitle()関数で定義する必要があります。
Tab Boxの外で作成されたTab Page Boxや、外にドラッグされたTab Page Boxは、単独のコンテナとなります。その場合は、Sheet Part()のタイトルと同様に、影の付いたタイトルが一番上に表示されます。また、その形式は、タブページの形式ではなくなります。 1段のレポートで構成されたダッシュボードに例があります。
これまでTab Box()に使われていたメッセージの一部は将来廃止されますが、それに該当するメッセージはTab Page Box()で使用できます。
廃止されるTab Box()メッセージ |
現在のTab Page Boxメッセージ |
---|---|
Set Title |
Title |
Set Tip |
Tip |
Set Icon |
Icon |
Set Closeable |
Closeable |
この2つのディスプレイボックスの詳細については、Tab BoxとTab Page Boxを参照してください。