「群直交過飽和のあてはめ」レポートは、2段階で構成されます。1段階目には、群ごとにおいて、一度に1つずつの群をあてはめたときの有効(アクティブ)な効果が、その推定値とともに表示されます。このとき、有効な効果を1つ以上含む群だけが表示されます。これが1段階目の分析です。2段階目では、組み合わせたモデルが作成されます。
図28.5 1段階目の結果
項
応答に影響していると判定された主効果。つまり、有効(アクティブ)であると判定された主効果。
推定値
主効果に対する係数(パラメータ推定値)。
標準誤差
「群1」の疑似因子を使用して求めた、推定値の標準誤差。
t値
推定値を標準誤差で割った値。
p値(Prob>|t|)
誤差の自由度(DF; Degree of Freedom)とt値を使って計算されるp値。
2つ目のレポートには、2段階目の分析結果が表示されます。2段階目では、分析結果を評価するためのモデルが作成されます。
図28.6 2段階目の結果
項
応答に影響していると判定された主効果。つまり、有効(アクティブ)であると判定された主効果。
推定値
主効果に対する係数(パラメータ推定値)。
標準誤差
データセット全体を使用し、指定のモデルと切片をあてはめて求めた推定値の標準誤差。
t値
推定値を標準誤差で割った値。
p値(Prob>|t|)
誤差の自由度(DF)とt値を使って計算されるp値。
RMSE
平均平方誤差の平方根(RMSE; Root Mean Squared Error、誤差の標準偏差)。
自由度
RMSEを計算するのに使われた誤差の自由度。