JMPグラフ上に多数のマーカーがあり、重なり合って見にくい場合は、透明度を変更するとマーカーを見やすくすることができます。透明度を変更すると、マーカーの描画モードも変更されることがあります。マーカーの描画モードは、プロットにマーカーを描画する際の速さで、「通常」または「高速」の2種類があります。
マーカーの描画速度を変更するには
1. グラフ上で右クリックします。ヒストグラムの場合は、右側の箱ひげ図の領域を右クリックします。
2. [マーカー描画モード]を選び、[通常]または[高速]のいずれかを選びます。
通常
[通常]が選択されていても、グラフ内のマーカー数が指定されたしきい値よりも大きい場合は、自動的に[高速]に切り替わります。マーカーの閾値の設定の詳細については、データテーブルの環境設定を参照してください。
高速
[高速]を選択すると、マーカー数が多いグラフが速く表示されるようになります。描画速度を[高速]に指定した場合、マーカーサイズは最小([ドット])になり、マーカーの透明度の指定がデフォルトの透明度に戻ります。
アウトライン
詳細については、マーカーの周りにアウトラインを追加を参照してください。
中抜きマーカーを線の上に描画
JMPの環境設定で[グラフ]を選択し、[中抜きマーカーを線の上に描画]チェックボックスをオンにします。すべてのグラフの中抜きマーカーが不透明な背景色で塗りつぶされた状態となり、複数のマーカーが一部重なったときに、中抜きの部分から下のマーカーの線が見えなくなります。