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「分散分析」レポートでは、標本の合計変動が2つの要素に分かれています。そのうち、平均平方の比はF値と呼ばれます。F値の確率が小さいときは、そのモデルがYの全体平均よりも統計的に良いあてはめであることを意味します。
メモ: ブロック列を指定した場合は、「分散分析」レポートにブロック変数も表示されます。
変動の3つの要因(モデル要因、「誤差」「全体(修正済み)」)。
「全体(修正済み)」の自由度は、N - 1で求められます。Nは分析に使用された標本サイズ(観測値の個数)です。
「誤差」の自由度は、「全体 (修正済み)」モデルの自由度の差(N - k)です。
「全体 (修正済み)」の平方和は、各応答から全体平均までの距離の平方和です。「全体 (修正済み)」の平方和は、基本モデルの平方和として、その他のモデルとの比較に使用されます。
モデルの平均平方は、グループ平均が等しいという仮説のもとでの誤差分散推定値にもなっています。
「誤差」の平均平方は、モデルの平均平方とは無関係に推定した誤差の分散で、モデルの仮説による制約を受けません。
すべてのグループの母平均の間に差がないという仮定のもとで、現在のF値よりも大きなF値を得る確率。p値が0.05以下だと、グループ平均に有意差がある証拠だとみなされます。