この例では、「AdverseR.jmp」サンプルデータを使用します。副作用の程度を、治療期間の関数として、順序ロジスティック回帰によりモデル化します。
1.
|
[ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「AdverseR.jmp」を開きます。
|
2.
|
「副作用の程度」の左側のアイコンを右クリックし、順序尺度に変更します。
|
3.
|
[分析]>[二変量の関係]を選びます。
|
4.
|
「副作用の程度」を選択し、[Y, 目的変数]をクリックします。
|
5.
|
「副作用の期間」を選択し、[X, 説明変数]をクリックします。
|
6.
|
[OK]をクリックします。
|
図8.5 順序ロジスティックのレポートの例
プロットにおける点のX座標は、データ値をそのまま反映しています。一方、点のY軸は、同じY値をもつデータをランダムに散らばせて表示しています。ランダムに散らばせることにより、点の間に間隔をあけ、各点を見やすくしています。
「モデル全体の検定」レポートと「パラメータ推定値」レポートの詳細については、第 “「ロジスティック」レポート”を参照してください。「パラメータ推定値」レポートを見ると、切片パラメータは最後の応答水準を除いたすべての水準について計算されていますが、傾きパラメータは1つしかありません。応答水準間の間隔は切片パラメータによっても変わってきます。この例では、副作用の程度が大きくなるにつれて、切片パラメータも大きくなっています。