ウサギを用いた試験をもとに、50%の確率でウサギが治癒する投与量(の自然対数)を求めるとします。治癒率が50%になるときの投与量は、ED50(Effective Dose 50)と呼ばれています。この例では、十字ツールを使用して、グラフ上で逆推定の大まかな値を求めてみます。
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[ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Penicillin.jmp」を開きます。
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[分析]>[二変量の関係]を選びます。
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「反応」を選択し、[Y, 目的変数]をクリックします。
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「Ln用量」を選択し、[X, 説明変数]を選択します。
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[OK]をクリックします。
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まず、縦軸(「反応」)が0.5となる位置に十字ツールを合わせ、次に、ロジスティック曲線との交点まで、カーソルを動かします。
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十字ツールのカーソルと、ロジスティック曲線が交わった点で、横軸における「Ln用量」の値を読みます。
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この例では、「Ln用量」の値が約-0.9のときに、治癒率と致死率が等しくなります。
図8.10 ロジスティックプロット上の十字ツールの例