この例では「Attribute Gauge.jmp」を使用します。このデータは、3名の判定者が、50個の部品を3回、0/1で判定したものです。
1.
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[ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Attribute Gauge.jmp」を開きます。
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2.
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[分析]>[消費者調査]>[カテゴリカル]を選択します。
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3.
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A、B、およびCを選択します。
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4.
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[関連]タブで、[判定の一致性]をクリックします。
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5.
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[OK]をクリックします。
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図3.16 「判定の一致性」レポート
カッパ値を見ると、3者の判定はかなり一致していることが分かります。カッパ値は、判定が独立のときに0となり、判定が完全に一致しているときに1.0となります。「詳細」アウトラインには、判定者の各ペアに対して2×2の分割表が表示されます。Bowkerの対称性検定は、「度数表が対角線に関して対称である」(つまり、「すべてのi、jに対してpij = pji である」)という帰無仮説に対する検定を行います。ここでのBowker検定のp値はすべて0.05よりも大きくなっており、対称性の帰無仮説は棄却されません。