ヒント: なお、[実験計画(DOE)]>[カスタム計画]を使えば、特定の実験状況に合わせた最適な応答曲面計画を作成できます。「カスタム計画」では、古典的な応答曲面計画よりも柔軟性が高い応答曲面計画を作成できます。特に、「カスタム計画」プラットフォームを使えば、カテゴリカルな因子や8個以上の連続変数を含む応答曲面計画を作成できます。また、実験回数や、計画領域に対する制約を指定することもできます。例については、「カスタム計画の例」章の「応答曲面計画」(146ページ)を参照してください。
中心複合計画(3因子の中心複合計画)は、2水準の一部実施要因計画に次の2点を追加したものです。
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中心点(重心): すべての因子が中間値に設定されている点。
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軸点: 1つの因子だけが高い値または低い値(軸の値)で、残りの因子がすべて中間値になっている点。
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図11.2 3因子の中心複合計画
Box-Behnken計画(3因子のBox-Behnken計画)の因子は、水準が3つしかなく、因子の領域を表す立方体の頂点には計画点が配置されません。エンジニアリング上の理由で立方体の頂点で実験を行えないときは、この特徴が役に立ちます。しかし、立方体の頂点に計画点がないということは、中心複合計画に比べてそれらの頂点付近での予測分散が大きくなる(予測が不正確になる)ことを意味します。
図11.3 3因子のBox-Behnken計画
両方とも、作成される計画のデータテーブルには、モデルのあてはめを実行できる「モデル」スクリプトが含まれます。「モデル」スクリプトでは、各主効果に「応答曲面効果」属性が適用されるため、「モデルのあてはめ」ウィンドウで主効果の後ろには「&応答曲面」がつきます。この属性がついていると、「最小2乗法によるあてはめ」レポートに「応答曲面」レポートが含まれます。このレポートの詳細は、『基本的な回帰モデル』の「標準最小2乗のレポートとオプション」章を参照してください。