主効果に対するスクリーニング計画は、「効果の階層性」という経験的原則に基づいています。この原則は、「高次の効果よりも、低次の効果の方が影響や重要度が大きい」というものです。スクリーニング計画は、この原則に基づき、重要な主効果を特定することを主眼とします。高次の交互作用を調べたい場合は、「3因子間交互作用は、2因子間交互作用に比べて影響が無視できるほど小さい」という仮定に基づき、2因子間交互作用も調べます。 「実験計画を始めよう」章の「効果の階層性」(53ページ)およびWu and Hamada(2009)を参照してください。
効果の希薄性(effect sparsity)という原則が成り立っていなければ、スクリーニング計画は有効な計画ではなくなります。この原則は、「応答変数の変動のほとんどは、少数の因子だけで説明できる」というものです。「実験計画を始めよう」章の「効果の希薄性」(54ページ)を参照してください。
•
|