このバージョンのヘルプはこれ以降更新されません。最新のヘルプは https://www.jmp.com/support/help/ja/15.2   からご覧いただけます。


2.
[追加]ボタンをクリックします。
4.
[枝分かれ]ボタンをクリックします。
5.
「モデル効果の構成」リストでB[A]を強調表示し、[属性]>[変量効果]を選択します。
「Variability Data」サブフォルダにある「2 Factors Nested.jmp」サンプルデータを開いてください。このデータは、測定システム分析のために、無作為抽出された24個の部品を測定したものです。24個の部品は、常駐している6人のオペレータに等分に分けられました。各オペレータは、4つの部品それぞれについて、独立な測定を3回行いました。
各部品は、特定の1名のオペレータによってのみ測定されたため、「部品」「オペレータ」からの枝分かれ効果です。また、「部品」は無作為抽出されているので、変量効果と見なすのが自然です。オペレータの効果を考えるとき、測定を行った6名に興味があるならば、「オペレータ」は固定効果として扱います。このモデルは次のように指定します。
2.
「列の選択」リストで「Y」を選択し、[Y]をクリックします。
3.
「列の選択」リストで、「オペレータ」「部品」を選択します。
4.
[追加]ボタンをクリックします。
5.
「部品」「オペレータ」からの枝分かれ効果とするには、まず、「モデル効果の構成」リストで「部品」を選択します。次に、「列の選択」リストで、「オペレータ」を選択します。こうすると、これら2つの効果が強調表示された状態になります。
6.
[枝分かれ]ボタンをクリックします。
図2.17 2因子の枝分かれ変量効果モデルの指定
8.
[実行]をクリックすると、「最小2乗法によるあてはめ」レポートが表示されます。
2因子の枝分かれ変量効果モデルに、2つのプロットを示します。最初のプロットは、4つの部品それぞれについて、各「オペレータ」による3回の測定結果を示した変動性図です。水平な線分は、各「オペレータ」ごとの平均値を示しています。
2因子の枝分かれ変量効果モデルの変動性図を作成するには、「2 Factors Nested.jmp」サンプルデータ内の「変動性図 - 枝分かれ」データテーブルスクリプトを実行します。そして、レポートの赤い三角ボタンメニューで[範囲バーの表示]の選択を解除し、[グループ平均の表示]を選択します。
2番目のプロットは、「最小2乗法によるあてはめ」レポート内の「オペレータ」の「予測プロファイル」プロットです。このプロットには、各オペレータの応答の予測値が表示されます。Janeに設定された赤い縦の点線は、Janeの応答の予測値が0.997であることを示しています。「予測プロファイル」プロットに示されたモデルの予測値と「変動性図」内の生データとの対応が見てとれます。
これらのプロットでは、各「オペレータ」における予測値の様子がわかります。なお、モデルに含まれているのは、オペレータの効果だけではありません。あてはめたモデルには、部品のばらつきも含まれています。部品がどれぐらいばらついているかは、「部品」の分散成分推定値で表されています。
図2.18  2因子の枝分かれ変量効果モデル